さらに、スタンバイ中は、杵を振る吉沢さんの姿をやさしい笑顔で見守っていた尾美さんでしたが、本番になると一瞬で真剣な表情に変わり、「もっと気合いを入れろ!」と吉沢さんを鼓舞。「あと100本!」という尾美さんのアドリブに、吉沢さんが思わず笑ってしまうお茶目なシーンもあったそうです。

このたび、広瀬さん、横浜さん、吉沢さんのインタビューが到着しました。

横浜流星 『国宝』で得た信頼関係で安心のやりとり

――CM出演の感想を聞かせてください。

広瀬:毎年『お正月を写そう♪』の撮影の時期になると、「わ、年末が来る!」みたいな感覚になります。着物を着て、今回のもちつきみたいな体験をすると、「あ、なんかもう年が明けたんじゃないかな」って思うくらい、すごく軽やかな気分になる撮影なので、毎年、楽しみにしています。今回もハッピーでコミカルなCMになりそうだなと完成を楽しみにしています。

吉沢:(このCMへの出演は)4年ぶりで、前回の出演時には柔道家のウルフアロンさんに寝技をきめるという、とんでもないことをやった思い出が印象に残っています(笑)。本当に贅沢な経験をさせていただきました。今回はすずちゃんと、最近、映画で一緒だった横浜くんともご一緒させていただき、非常にありがたく思っています。

横浜:印象的なのは、やはりもちつきのシーンですね。自分はもちを返す作業をやらせていただきました。非常に難しかったですが、指導の方に丁寧に教えていただいて、なんとか形にはなったと思うので、注目してほしいです。吉沢くんとは映画『国宝』での信頼関係がありますので、二人のもちつきのシーンは息がピッタリだったと思います。

――CMではもちつきを練習する姿が印象的でしたが、ここ最近で新たに課した特訓やマイルールはありますか?

広瀬:もともと運動好きで、素手で感覚的にできるものは昔から得意でした。だけど、ラケットとか何か道具をはさむスポーツは苦手だったので(笑)、最近、新たにテニス、バドミントン、卓球を始めました。得意になりたいなと思って。

吉沢:“家”筋トレ。今までは、筋トレといったらジムに行って、パーソナルトレーナーさんにみてもらいながらやっていました。パーソナルトレーニングだと、行くまでは面倒くさくても、行ってしまえば強制的にすべてのプログラムをやるわけじゃないですか。

でも、家筋トレって、もう常に自分との戦いなんですよね。その日にやるかやらないかっていうところから戦いが始まり、それに勝ったとしてもすべてのプログラムを完璧にやるかというところで、また戦いが始まる。そこに勝ったときに、やっぱり家筋トレならではの達成感みたいなものを感じられるなと思っています。

――もちつきの練習のように、時間を忘れて没頭してしまうものがあれば教えてください。

横浜:芝居ですね。没頭して時間を忘れるし、きっとこれからも没頭し続けるだろうなと思っています。プライベートだと没頭できるものがないので、探したいです。最近、気になったのは健康。役作りで減量しなければいけない中で、無添加(の食べもの)を摂ろうとか、そういうものを気にするようになりました。