<渡部篤郎 コメント>

連ドラを拝見して、ストーリーが面白く、ムロさんにとても合っているなと思いました。伍代を演じるにあたっては、俳優が俳優役をやるというのは難しいことだと思うのですが、弁護士や刑事を演じることとは違って、理解できる、知っているからこそ、自分なりに描いた俳優像を素直に演じた伍代を、監督に受け入れていただけてやりやすくもありました。

ムロさんは、とてもいい顔をされていました。映画『新解釈・幕末伝』のムロさんとはまた違った魅力を発揮されていますが、リスペクトを込めて、“ムロさんならできて当然”だと思いますし、すばらしい役者さんです。ムロさん中心に作り上げた『うちの弁護士』チームは、連ドラを作りきったという経験が自信になり、作品を理解して一丸となって臨んでいる現場になっていたと思います。

ムロさんが「僕たちなりのメッセージを込めた」とおっしゃっていたように(※)、ご覧になった方が作品から“何か”を感じていただけたら幸いです。「楽しんでいただきたい」という思いで演じましたので、ぜひ、ご覧ください。

(※)ムロさんは、「準備稿の段階から、金城プロデューサーとたくさんお話をさせていただきました。僕たちなりのメッセージを込めた作品です」とメッセージを寄せている。