後半では仕事への哲学にも言及。「若いころは連休をもらうと、同世代の俳優さんが雑誌の表紙やドラマの撮影などをしているだろうに、私には3日も休みがある」と不安に感じ、30代半ばまでは仕事人間だったと述懐。

北川景子「家でよく泣いていた」下積み時代の苦悩を告白

しかし、出産とコロナ禍という休まざるを得ない期間を過ごしたことで「休むって大事なんだなと思った。以前は常に現場に立っていなければという思い込みがあったけれど、焦らなくてもいいと思えるようになってから仕事が楽しくなった」と心境の変化を語りました。

野々村さんの「昔はギラギラしていた?」という質問に、「していました。それまでの環境を全部捨てて上京したからには絶対にうまくいかせたいし、有名になりたい気持ちが強かった」といい、ほかの俳優が出演している作品を見ることができなかったと告白。

「自分がオーディションに落ちたということは誰かが受かっているわけで、その作品の放送も見たくない。同世代の活躍は嬉しいはずなのに、なんで自分は主役をとれないのだろうと自分に対してイライラしていて、血の気がすごかった」と下積み時代の葛藤を明かし、「オーディション不合格の知らせをうけては、家でよく泣いていた」と振り返りました。

さらに、番組が好きでよく見ているという北川さんから“トークィーンズ”たちへの質問も。白熱しているトークに口をはさむ際、「なんでこのすき間に入れたん?(発言が)ぶつかるときはどうしてる?」と真剣な顔で問いかけ。

指原莉乃(左)とアン ミカ(右)

想定外の展開に野々村さんが苦笑すると、北川さんは「(トークィーンズのやりとりは)芸術。百戦錬磨の方々が美しく短くポンポンポンポン(と発言のラリーをしていることに)本当に憧れる。時には突飛なエピソードではないときもあるけど、あれは本当に起きたことなんですか?メモしているんですか?」といって、自身も面白い出来事に遭遇したときはメモに残していると紹介しました。

以前、バラエティやトーク番組に出演する際の事前アンケートで書くことがなかったときに「特にありません」と記入したところ、夫から「それは一番やっちゃいけないこと。ないわけがないんだから、ひねり出さなきゃいけない」と“ガチトーン”で注意され、「この人はこれでずっとやってきたのか」と感銘を受けたのだとか。

また、バラエティなどに出演後、「もっとうまくできたのでは」と後悔する結果になるのは、アンケートの回答が足りなかったからだと痛感。それ以来、使えそうなエピソードに遭遇した場合は携帯のメモに残していると、芸人顔負けのストイックさをのぞかせました。

次週12月11日(木)は横山裕(SUPER EIGHT)さんが登場し、結婚観にまつわるトークを展開します。

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