<石川佳純 コメント>
――スペシャルキャスターとしての抱負は?
去年の「パリオリンピック」は、自分自身も引退してから1年もたっていないくらいだったので、負けたときの悔しさ、勝ったときの喜びは痛いほどわかって。それを言葉にするのは、すごく難しいなと感じた時間でした。
やはりオリンピックという舞台は特別で、そこで戦っている選手たちは、本当にキラキラ輝いているなと感じました。今まで、たくさん練習を積み重ねてきて頑張っている選手たちが本当に納得のいく競技・プレーができて、最高の結果がついてきたらいいなと思っています。
初めての冬のオリンピック、「ミラノ・コルティナオリンピック」は、私自身もすごく新しいチャレンジになりますが、選手の4年に1回の夢舞台を全力で応援したいと思いますし、全力でお伝えしたいと思います。
――「パリオリンピック」でキャスターを経験し、どんなことを感じましたか?
フェンシングの個人戦で、負けてしまった直後の江村美咲選手にインタビューをさせてもらっていて、その後、団体戦でメダルをとった瞬間を現地で見ることができたのは、すごく思い出深かったです。
オリンピックという舞台は、本当に世界のトップ選手が集まる場所なので、勝つこともあれば負けてしまうこともある。その選手の思いを全力で伝えられたらいいな、という思いで取り組みました。
オリンピックは出場する選手にとって、本当に人生のほとんどすべての時間をかけて臨んでいると思うんですね。その人生で一番の大舞台を間近で見られること、それをみなさんに伝えられることは、選手を長い間やってきた私自身、本当に貴重な経験だなと思って。1ヵ月くらいパリに行っていたんですけど、本当にあっという間の日々でした。
――冬季オリンピックの印象を教えてください。
冬季大会は、夏とは違った雰囲気で、ダイナミックな競技が多いと感じています。その競技を現場で生で見られるのは本当に楽しみですし、その感動、喜びをたくさんの方に伝えられるように頑張りたいです。
――すでに、競技・選手の取材を始めていますが、印象的だったことはありますか?
たくさんありますけど、スキージャンプだったりスノーボードだったり、フィギュアスケートだったり、そのすべてで、事前に取材させていただいた選手に対しては、やはり応援にも、さらに力が入るので、すごく楽しみにしています。
「あ、そうなんだ」という新しい発見がたくさんあって、試合本番で見るときも「ここを見ればいいんだ」とか「ジャンプは踏み切りが大事なんだ」とか「スノーボードは、この回転をしているときは、やはりイメージで飛んでいるんだ」など、今まで知らなかったことを教えてもらったので、それを今度はテレビの前のみなさんにも伝えていきたいなと思います。
オリンピック本番に臨む選手みなさんの競技が本当に楽しみです。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
「冬季ミラノ・コルティナオリンピック」に、キャスターとして関われることが、とてもうれしいです。選手のお話をうかがうたびに、ワクワクが大きくなっています。
4年に一度の大舞台、忘れられない感動を、テレビの前のみなさんに精いっぱい全力でお伝えします。一緒に、選手へ熱い声援を届けましょう!どうぞ、よろしくお願いいたします。
