<荻谷俊介(チーフプロデューサー)コメント>
日本を代表して戦うアスリートが背負うプレッシャー、すべてをかけてきた選手たちが大一番に向かう緊張感と高揚感、勝ち取る喜びと負ける悔しさ、競技生活23年でそのすべてを経験してきた石川佳純さんの言葉には、温かさとともに、しなやかさがあると感じています。
石川さんは、パリオリンピックで初めてキャスターを務め、これまでとは異なる立場でオリンピックを経験されました。勝負を終えたばかりの競技直後、決して簡単な状況ではないインタビューでも心を寄り添わせつつ、選手の思いをしっかりと伝えてきた姿に我々も学ぶことが多くありました。
初めてとなる冬のオリンピックに向けても、さまざまな競技を取材するなかで、石川さんは競技の魅力や選手の思いを受けとり、吸収する日々を過ごしています。
少し気になるのは、「すでに防寒グッズをそろえている」というほどの寒がりとのことで、雪山の取材に向けては、我々も万全の態勢で防寒対策をサポートしていきたいと思います。
来年2月、観客が戻ってきたオリンピックの会場で、大歓声のなか、世界のアスリートたちが輝く瞬間を、石川さんとともにお届けしていきます。
