一ノ瀬颯さんが、『絶対零度』で再会を果たしたスタントアクターとの思い出を語りました。
一ノ瀬さんは、2019年放送の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日)で俳優デビュー後、大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)、ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ)、『Believe―君にかける橋―』(テレビ朝日)など、多くの話題作に出演。
2021年からは『王様のブランチ』にレギュラー出演し、今年は『2025年劇団☆新感線45周年興行・初夏公演 いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective「紅鬼物語」』で初舞台を踏むなど、活動の幅を広げています。
現在、ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』に出演中の一ノ瀬さんにインタビュー。デビュー当時と現在の変化や2025年の振り返り、2026年の抱負を聞きました。
一ノ瀬颯 “相方”と再会でアクション熱に火が!「いつかのために、勉強したい」
──『絶対零度』の第1話で、アクションの吹き替えを担当したスタントアクター・伊藤茂騎さんとの再タッグが話題となっていました。改めて、再会した際の思いを聞かせてください。
すごく感慨深かったですね。デビュー『騎士竜戦隊リュウソウジャー』でご一緒して、その後いろいろな作品で経験を重ねて、またこういう形でお会いできたというのは本当にうれしかったです。シゲさん(伊藤さん)は当時、僕が演じるリュウソウレッドのスーツアクターを演じていらして、相方みたいな感覚でしたから。
これまでアクション作品に出演する機会も多くはなかったので、あったとしてもシゲさんが自分の吹き替えをやってくださるなんて、ないと思っていて。そんな粋な計らいをしてくださったアクション監督のおぐらとしひろさんも、『リュウソウジャー』でご一緒していた方なんですけど、ありがたかったです。
──撮影の当日、伊藤さんと話す時間はありましたか?
今回はアパートの2階から1階に飛び降りて、そこで犯人を逮捕するアクションがあったので、シゲさんから動きを教えていただくことがありました。『リュウソウジャー』のときも、シゲさんがアクションを覚えて、それを僕に教えてくださっていたので、当時を思い出しましたね。
そのときと違ったのは、自分が少しだけ俯瞰で物事を見られるようになったこと。自分に与えられた動きを、自分の目線だけじゃなく、相手の目線からも考えてアプローチできるようになれたのかなと。アクションに関してはまだまだですが、年を重ねて、お芝居に対する考え方は変わったんだな、と実感しました。
──その変化に対して、伊藤さんは何か言っていましたか?
撮影が終わったあとにシゲさんとご飯に行ったときに、いろいろとお話をしました。ただ、この6年の間にあまりアクションをしていなかったので、今回の撮影でもちょっと悔しく思うことがあって。もう少しやりようがあったな、と。そういう話をしていたら、シゲさんが「変わらないね」と言いつつ「でも、良かったよ」と褒めてくださって。すごくいい時間でした。
今回の撮影をしていて、アクション熱がすごく高まって、今「もっとアクションがやりたい」と思っているんです。だから、マネージャーさんにも「アクション作品に出たいです」とも伝えました。
シゲさんは日々いろいろな練習をされているので、何を見て学んでいるのかということも聞きました。いつかアクション作品に出るときのために、勉強したいと思っています。

