野球界に数々の改革をもたらし、幅広い世代から愛された野村克也さん(享年84)。2月16日(日)にフジテレビにて追悼特別番組を生放送することが決定した。

名捕手にして戦後初の三冠王、歴代2位となる657本塁打、南海ではプレイングマネジャーとしても活躍、監督として3度の日本一を成し遂げた名将・野村克也さん、通称“ノムさん”。自らを「月見草」と称し、エリート街道を歩んできた王貞治、長嶋茂雄という華やかな“ON”に負けじと、反骨精神で偉業を成し遂げた。

監督としては、選手の意識改革を断行。データや相手の心理を重視する頭を使う“ID野球”でヤクルトスワローズ(現東京ヤクルトスワローズ)を1992年、14年ぶりのリーグ優勝に導いた。

追悼特別番組のゲストには“教え子たち”が集結する。フジテレビのスタジオには江本孟紀、長嶋一茂、真中満が、キャンプ地・沖縄には高津臣吾(東京ヤクルトスワローズ監督)、古田敦也、石井一久が。東京と沖縄を中継で結び、在りし日のノムさんの野球人生と家族愛を振り返る。

息子・克則に独占取材 眠る父の隣で布団を敷き…

フジテレビの三宅正治アナウンサーが、息子・克則に独占インタビュー。 秘蔵映像と共にノムさんの素顔を初公開する。

<息子・克則のインタビューより抜粋>

「正直本当にまだ実感もなく父の顔を見るとまだ起き上がってくるんじゃないかなって。起き上がってきてなんかまたボヤくんじゃないかなと。キャンプ行く前に顔を見て行ってくるよと。最後握手をしてその時も頑張れって。それが最後ですかね(涙)。昨日の夜は隣に布団を敷いて一緒に寝かせて頂きました。なかなかゆっくり二人で会話する時間もなかったので。朝も起きた時に顔を見ながら心の中で語り掛けるような感じで。少しこう、二人の時間ができたというか…」

ほかにも、ノムさんの微笑ましい“珍プレー”や“名言”の数々や、サッチーこと沙知代夫人との夫婦愛まで。幅広い世代から愛されたノムさんの、波乱万丈だが自身の考えを貫き通した人生をたっぷりと懐かしみたい。