<草彅剛&ホラン千秋 コメント>
――収録はいかがでしたか?
草彅:どの方の話も本当にそれぞれのドラマがあって、見ごたえがありました。泉ピン子さんには、日ごろからお世話になっていますし、大沢樹生さんには昔、僕がバックダンサーとしてついていたこともあって、特に思い入れがあります。
みなさんの話に引き込まれたんですが、あえて1人選ぶなら…『ぷよぷよ』を作った仁井谷(正充)さんですね。大きな失敗を経験したあと、今は家賃月5万円のアパートに住みながら、もう一度ゲーム作りに挑戦しているそうで。彼の姿は、この番組を象徴しているように感じました。
ホラン:私は、やっぱり久慈(六郎)さんが印象的でした。今回登場する方の中で「モテたい」という気持ちが原動力になっていたのは、久慈さんだけで(笑)。“モテ”に翻弄(ほんろう)されたジェットコースター人生だなぁと。人間味があって、見ていて「幸せになってほしい」と心から思いました。
草彅:久慈さん、良かったですよね〜。女性にどんどんお金を使ってしまうし(笑)。しかも、恋人と久しぶりに会ったのに、真っ先に「ほかに男がいないか」をチェックするっていう…ああいう関係、なかなか見られないですよ!
――「あの金どこいった?」という経験をしたことはありますか?
草彅:VTRを見ながら、「これ、自分のことじゃん…」と思い当たる場面もあって。これをきっかけに、ちゃんと気をつけようって思いました(笑)。
ホラン:私は、基本的に「失敗したくない派」なんです。やっぱり、お金を稼ぐのって大変なことなので、簡単にパッと使うことができなくて…。
草彅:ホランさん、ちゃんとしてるな〜(笑)。僕なんか「お金を残しておいてもしょうがない」って思っちゃうタイプで。それなら、手元にモノが残る方がいいなって。
ホラン:草彅さんは“使うことに喜びを感じるタイプ”ですね(笑)。でも、本当に面白くて考えさせられる番組でしたよね。
草彅:ほんとにそう!お金って、誰にとっても身近なテーマだし、ここまで本音で語れる番組って、なかなかないと思うんですよね。内容も深くて、哲学的なところもあるし。僕は、この番組はレギュラー化すべきだと本気で思っています。もしレギュラーになったら、出演料は使わず、番組のためにしっかり貯金します(笑)!