「ミスターコンテスト」でスカウトされるも、一度は断り…
──俳優を志したきっかけを聞かせてください。
大学2年のときにミスターコンテストに出場したことがきっかけでスカウトしていただいたのですが、当時はお芝居がどんなものなのかもわかりませんでしたし、名刺だけいただいて、一旦お断りしたんです。
ですが、なんか楽しそうだな、テレビに出るってカッコいいなと思って飛び込んでみたら、応援してくださる方が増えていったり、「一緒に頑張ろう」って言ってくれる仲間ができたり、自分よりもっと才能のある人がいてショックを受けたり。いろいろな人との出会いを重ね、この仕事を続けたいと思いました。
──「楽しそう」と思って飛び込んだ世界は、実際楽しいですか?
もちろんです!中には楽しいことだけではなく、「もっとこうしたらよかった、ああしたかった」など作品ごとに反省することも多いですが、俳優って正解がないからこそずっと悩んでいられる職業だと思うので、日々充実しています。
──『ドラゴン桜』で演じた岩井役が話題となりましたが、ミスターコンテストのグランプリという輝かしい経歴をもちながら、丸刈りのヤンキーを演じることに戸惑いはありませんでしたか?
デビュー作もヤンキーの役でしたし、また、ヤンキーなんだって(笑)。そして、いつかは丸刈りにするんだろうと思っていたので、「意外と早めにきたな」ぐらいでした。最初からキラキラした役柄を演じるより、三枚目やヒールのほうが楽しいのでありがたいです。
──同世代の俳優も多く出演している作品でしたが、皆さんから刺激を受けることもあったのではないでしょうか?
出演当時は自分のことに精一杯でまったく気づけなかったのですが、お正月にやっていた一挙放送を見たら、自分はこんな芝居をしていて、まわりのみんなはこんなに上手だったんだと実力の差が歴然でしたね。
みんなとは今でも仲が良く、ごはんを食べながら「こういう役者になりたい、こういう芝居がしたい」ってしょっちゅう話しているんです。作品が終わってからもつき合えるいい関係で、切磋琢磨しながらたくさんの刺激を受け取っています。
──これまでの出演作において、特に印象に残っている出会いがあれば聞かせてください。
やはり『ドラゴン桜』の話になってしまうのですが、僕がこの仕事を始めて最初にできた友だちというのが、丸刈りコンビのもう一人・小橋役を演じた西山潤くんで。彼はキャリアも長く、お芝居がとても上手で、ドラマ中はずっと引っ張ってくれました。お芝居に対して、ものすごく熱い男なんですよ。僕も熱量がないわけではないのですが、彼を見ているともっと努力しなきゃと毎回ハッとさせられます。