道枝演じる透のセリフに「ハァーッ!」って(笑)

──透は真織との初めてのデートに手作りのお弁当を持参していましたが、男の子がお弁当を作ってくるってあまりないことですよね。

なかなかハードルの高い行動ですが、透は「普段から料理をしている」と言っていたから、彼にとってはおそらく特別なことじゃないんですよね。そこにみっちー本人がもっているピュアさが合わさって、優しく素敵なシーンになっていましたね。

──ちなみに、西垣さんは初デートにどんなプランを立てますか?

僕はインドア派で、外を歩き回るのがあまり得意ではないんです。なので、カフェに行ったり、映画を観たり、ゆっくりまったり系になると思います。

──透が真織に伝えた「2人で明日の君を騙そうよ」というセリフがとても印象的でしたが、お気に入りのシーンやセリフについて聞かせてください。

僕もあのセリフ、好きです。そこからの一連の流れがすごく好きで、それまで優しいけれどちょっと内気な男の子なのかなと思っていた透が急に男らしさを出してきて、カッコいいなと思いました。あとは、花火大会のシーンでのやりとりで、思わず「ハァーッ!」って声が出ちゃいました(笑)。あの場面が、一番キュンキュンしたところです。

──どんなに楽しい時間を過ごしても、翌日にはすべて忘れている真織との交際は透にとってつらいものだと思いますが、西垣さんが透の立場だったらどうしますか?

自分のことをまったく記憶していないのはつらいですが、好きになってしまったものはどうしようもないですよね。「千と千尋の神隠し」の中ですごく好きなセリフがあって、銭婆が「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで」って言うんですね。それと同じで、きっと心のどこかにはいるんだろうと僕は信じています。作品を見ながら、透と真織のような一生ものの恋をいつかしてみたいと思いました。

──この作品において、特に見てほしいのはどのようなところですか?

どこを切りとっても印象的なシーンばかりなのですが、やはり花火大会のシーンですね。純粋なラブストーリーが進んでいくなか、あの直後から物語が急展開していきますし、僕はこの映画で真っ先にあの場面が思い浮かぶんです。一番キュンキュンするシーンであり、せつないシーンでもある。映像の美しさとあわせて、注目していただきたいです。