――当時と変わらぬスリムで均整のとれたボディが印象的です。普段はゴルフ、ピラティス、ランニングなどを「ゆるくやっている」そうですが、写真集に向けて、特別なボディメイクはしましたか?

普段から、ランニングもそうですし、水泳、キックボクシングもしていますが、ガツガツやるのではなく、がんばり過ぎずに続けています。

今回の撮影に向けてということですと、お腹周りはどうしても気になるので(笑)、いつもそれほど飲むわけじゃないですけど、お酒を少し控えました。

――50代は、体がままならないことが増えるといわれている年代ですが、そういった不調を感じることもありますか?

あります、あります。だから、がんばり過ぎず、代謝や免疫力を上げるという気持ちで体を動かすようにしています。

例えば、ヨガやピラティスでも、レッスンのスケジュールが合えば行くし、合わなかったら行かない。代わりに走ったり、歩いたりしてもいいし、それも難しければストレッチだけでもいいんです。体の柔軟性を保つことは大事なので、ストレッチはなるべくするようにしています。

あとは、プールに行ってゆったり泳ぐこともあります。本当に疲れて何もしたくないときは、ジムのサウナで汗をかいて、お風呂に入るだけでも気分がリフレッシュします。私はもともとお風呂が大好きなので、お風呂に行こうと思えば、自然と足が向くんですよね。そういうスイッチみたいなものがあると、続けやすいのかな、と思います。

――食事で気をつけていることはありますか?

食べることにあまり制限はかけたくないので、バランスよく食べて、暴飲暴食はなるべくしないよう心がけています。

友だちや仲間と外食をして、おいしいお酒を飲むこともありますし、それは楽しく、ストレス発散にもなる大切な時間だと思っています。そういう日は、翌日にちょっと運動をがんばろうという気になります。

あとは、体重計には毎日乗って、変動に気をつけています。ちょっと食べ過ぎると1kg太ったり、旅行をしたりすると2kg太って戻ってくることも。

でも、毎日体重を把握しておけば、気づかないうちに何kgも増えるということもないですし、1~2kgの変動なら調整しやすいですよね。日常のなかで自分を追い詰めないルーティンをつくることが大事なのかな、と思います。

――食べるとエナジーチャージになるパワーフードがあれば教えてください。

アサイーが好きなので、アサイーボウルはよく食べます。普段から、冷凍庫にストックしておいて、バナナやヨーグルトを入れて。おいしいし、腸活にもいいですしね。

プロゴルファーの夫と築いた安らげる家庭

――写真集からハッピーなオーラが伝わってきますが、そんなかとうさんを支えるご家族との関係についても聞かせてください。今回、撮影でオーストラリアに行く際、「行ってくるね」程度の報告だったそうですが、ご家族の反応はどうでしたか?

うちは、カレンダーに自分のスケジュールを入れておいて、お互いが把握する、という感じなんです。オーストラリアに撮影に行く、というのも伝えましたが、どこでどういう撮影をするといったところまでは説明はしていません。

なんというか、家族に自分のことを話すのは照れくさいので、写真集も自分から見せることはしないと思います。発売後、SNSなどで伝わって、「いいね!」をしてもらえたら、それで十分です(笑)。

――ご家族間のルールや決め事がありますか?

家族は、信頼関係があって成り立っているものかな、と感じています。特に決めているルールはないですが、家庭は楽しく、憩いの場であればいいと思っていて。だから、相手が嫌だと思うようなことはしないし、口にもしません。

主人(プロゴルファーの横尾要さん)は勝負師ですから、いい時もそうじゃない時もあるし、それが明らかに結果に表れます。でも、職業も違う私が言えることはないですし、主人も仕事について言うことはありません。

私もグチや文句はあまり言わないです。お互いにあれこれ干渉するのではなく、家では穏やかに安らげる時間を過ごしたい、と思っているのかな、と思います。それを「そうしようね」と確認しているわけではないですが。