かとうれいこさんが、27年ぶりにリリースする写真集について語りました。
かとうさんは、1988年のグラビアデビュー後、クラリオンガールやアサヒビールイメージガールに選出され、グラビア界を代表する存在に。2001年の結婚を機に活動をセーブし、2012年に芸能活動は再開したものの、グラビアからは遠ざかっていました。
2024年、26年ぶりに『FRIDAY』(講談社)でグラビアに登場すると、ファンから「写真集を出してほしい」など熱烈な声が殺到。こうした反響を受け、写真集『AROUND』(講談社刊)の発売が決定しました。
オーストラリアでのロケでは30年ぶりに水着姿も披露。リラックスした雰囲気のなか「心が躍った」と語る撮影の裏話から、普段の生活まで幅広く聞きました。

かとうれいこ 30年ぶりの水着撮影は「照れくさかったですし、緊張もしました(笑)」
――昨年、登場した『FRIDAY』がきっかけで、今回の写真集オファーがあったそうですが、当初は「今なの!?」と驚きや不安もあったそうですね。
もう、「無理、無理」って(笑)。本当に「なんで今?」「嘘なんじゃない?」という気持ちが大きかったです。写真集はもっと若い方が出すものというイメージがあったので、きっと誰よりも私が一番びっくりしていたと思います。

――「大人の旅行記」といったコンセプトは、どういった経緯で決まったのですか?
オーストラリアで撮影するにあたり、スタッフのみなさんが、こんな場所でこんな写真が撮りたいという案をたくさん出してくださったんです。
実際に撮ってみると、"大人のバカンス"のようなリラックスしたイメージになったので、そういったコンセプトになりました。
私からリクエストしたことはなく、むしろ若いスタッフの多いチームの意見をすごく聞きたかったんです。そこから、今の自分がどこまでできるかを試させていただきました。
年齢を重ねても「笑顔は変わらないものだな」

――30年ぶりだという水着での撮影はいかがでしたか?
照れくさかったですし、緊張もしました(笑)。普段、旅行で海に行けば水着も着ますけど、こうやってみなさんに見てもらうということは本当に久しぶりですので。
――ちなみに、水着は20代のころに着用したものと違いがありましたか?
20代のころは、流行りもありましたけど、蛍光カラーのハイレグというのが主流でした。今回は、わりと凝った水着といいますか、私たち世代の大人が素敵に見えるデザイン性のあるものをチョイスしていただきました。

―― 収録されている写真は、セクシーで魅惑的なカット、キュートな笑顔いっぱいのカットなど、かとうさんの魅力が存分に詰まっています。
今回、初めてオーストラリアに訪れて、ダイナミックな自然や美しい景色に触れて、心がすごく躍りました。うれしさもありましたし、そういう感情が表情にも出ているのかなと思います。
年齢を重ねて、目じりのしわも増えましたし、いろいろ変わったところはあります(笑)。でも、笑顔は変わらないものだな、と。お風呂でのカットを見ても思いました。

――特にお気に入りのカットがあれば教えてください。
全部、まったく違うよさがあるので、どれも好きなんですよね。だから、「これ!」というのは決め難くて…。
実際、写真のセレクトはとても大変でした。自分がいいと思ったものが選ばれないこともありましたし、本当にみなさんがそれぞれの視点から選んでくださいました。

――かとうさんは、これまで15冊の写真集を発表していますが、今回の撮影で、これまでのグラビアでの経験が活かされた場面はありましたか?
20代のころはどういう撮り方をしていたかな、と考えてはみたけれど、同じようなポーズをしても似合いませんから、自分らしい動きのままで撮っていただきました。
でも、お決まりというか、グラビアっぽいポーズもありますので、そういうものは懐かしい気持ちで見ていただけるのではないでしょうか(笑)。
