――久しぶりの写真集の発売に、ファンのみなさんも期待も大きいようですが、改めて今の心境を教えてください。
一緒に20代を過ごしてきてくれたファンのみなさんに見ていただきたいのはもちろんですが、同世代の女性にもエールとして届けばいいなと思っていますので、ぜひたくさんの方に手にとっていただけたらうれしいです。

――同世代の女性に届けたいエールとは、どういった思いですか?
私の年代というと、子育ても終わって、これから第二の人生を楽しみたい、と思っている方も多いと思います。今までは、家族や子ども、あるいは仕事のために費やしてきた時間を少しでも自分のために使って、充実した時間を過ごしていただきたいです。

――こんな素敵なバカンスを過ごしたい、と思う女性も多そうです。
そういう気分になっていただけたらうれしいです。素敵なところで、いつもとはちょっと違う洋服を着ていっぱい写真を撮って、楽しんでください、って思います。
そして、写真集を通じて感じていただきたいのは、この年代だからこそ、見える景色も、楽しめることもあるということ。今までとは違う非日常を経験して、刺激を受けてほしい。
もちろん、家族はかけがえのないものですが、人生を自分のためにがんばったり、楽しんだりすることをしてもいいんじゃないでしょうか。

――最後に、今回の写真集がご自身にとってどんな位置づけの1冊になりそうか、教えてください。
(出版社からの)リリースにも記載していただいたように、「第2章」のはじまりのようなものでしょうか(笑)。
まさか27年ぶりに写真集を出すことになるとは想像もしていませんでしたが、こうして撮影に取り組んだことで、写真集を作ることが自分の原点だと実感できました。本当に大切な仕事なんだなと改めて感じています。

撮影:山越準