元SKE48のメンバーで、タレントの松井珠理奈さんが1st写真集発売(2015年9月9日)からちょうど10年にあたる2025年9月9日に、2nd写真集『アイヲシル』を発売。

今回、撮影の舞台となったのは、松井さんの地元・東海地方。地元を愛し、今もなお拠点として活動する松井さんならではの、飾らない自然体の魅力が詰まっています。
また、大人の魅力が詰まったランジェリーカットにも初挑戦。10年という時を経て、魅力を増した松井さんの“今”を見ることができる一冊になっています。

めざましmediaは、写真集の発売を控えた松井さんにインタビュー。
タイトルに込めた思いや休養していた2年間について、そして結婚観も語ってくれました。
さらに、初挑戦となったランジェリーカットについて、アイドル時代は「見せない方向で行こうと思っていた」という松井さん。今回挑戦した理由や恥ずかしかったと語る撮影裏話も明かしました。
タイトル『アイヲシル』に込めた思いと2年間の休養で得たもの
2008年にSKE48の1期生として加入し、同年10月には「11歳228日」と最年少で、AKB48のシングル『大声ダイヤモンド』で前田敦子さんと共にダブルセンターに抜てき。
さらに、2018年の選抜総選挙では1位を獲得。“絶対的エース”としてグループの人気を支え続けてきました。
2021年の卒業後は、タレント・アーティストとして活動の幅を広げ、テレビ出演やイベント出演、SNSを通じて地元東海地方から全国、世界へ向けての活動を始めています。
――10年ぶりの写真集ということですが、なぜこのタイミングで出そうと思ったのでしょうか?
写真集をまた出したいな…あの頃はまだ子供だったしな…と、なんとなくずっと思ってはいました。
そうしたら、ちょうど1年前にファンの方から「写真集発売から9周年。9月9日発売だったから9・9・9だね」というコメントをいただいて、「そうなんだ!じゃあ、来年10周年だから良い節目なので、記念にこのタイミングしかない!」と思って、ぜひ撮影したいと思いました。

――今回のタイトル『アイヲシル』には、どんな意味や思いが込められていますか?
最近の自分のテーマが「等身大でいる」ことだったので、自然体な自分を撮っていただくには、地元の東海地方で撮影したいという気持ちがありました。出身が愛知県なのですが、漢字で書くと「愛を知る」になるじゃないですか。
でも、それだけではなくて、今までのアイドル時代にたくさんのファンの方に支えていただいて、色んな愛を知ることができました。その中で、自分と向き合う時間があまり作れなくて、自分で自分を愛してあげる瞬間みたいなものがあまりなかったんです。卒業してから、自分の心に耳を傾けてみようと思って、2年間SNSもせずに初めて自分のペースで過ごすということをさせてもらったことですごく回復して充電できたので、そういう時間が本当に大事だと改めて思いました。
なので、今回の写真集では表情が柔らかくなったり、表現の仕方など私の変わった部分を見て、皆さんも自分を大事にする時間を作ってほしいという意味も込めて、『アイヲシル』にしました。
――休養された2年間は、自分自身と向き合う時間になったんですね。
そうですね。活動している時は、総選挙で1位になりたい、ドームコンサートしたいとか目標ばかりが頭にあって、その目標のために毎日頑張って人気になるということが一番の幸せだと思っていました。
でも、休養中に「自分は今なにをやりたいのか?卒業してからも毎日頑張って人気者になりたいのか?」と自分に問いかけた時に、それも幸せなことだと思いますが、自分のためにご飯を食べたり、友達と会って他愛もない会話をしたり、そういった身近にある幸せが、実は一番の幸せなんだと気づきました。

「本当にこれを世に出してもいいのだろうか」ランジェリーカットに初挑戦
――今回の写真集のこだわったポイントを教えてください。
全部、東海地方(愛知県・三重県・岐阜県)で撮影したところですかね。
時間がない中での撮影だったので、元々は三重県と愛知県でという話だったのですが、私が休業中に岐阜県の山に登ったり、サウナに行ったりと助けられたこともあったので、東海3県で撮りたい!と要望を伝えさせていただきました。
譲れないポイントだったので、本当にスケジュールを調整してくださったスタッフさんに感謝という気持ちですね。
そんなこだわりの詰まった今回の写真集。先行カットでは、初挑戦となるランジェリーカットや、愛犬との癒やしショットなどが解禁され、公開されるたびにSNSでは話題を集めていました。

――今回の写真集では、ランジェリーカットに初挑戦されたということで、ボディメイクなど準備はされましたか?
グループ時代は、常に女の子が何十人と横に並んでいて、常に比べられる環境だったので、炭水化物を食べないとか、食べるのであれば野菜ばかり食べて、とにかく痩せたい!と思っていましたが、やっぱり体に良くなくて、風邪をひいてしまったりすることが多かったんです。
健康が第一なのでそういうことは辞めたいと思い、今回は食べる量はそこまで変えずに小麦を抜いてみたり、サウナやよもぎ蒸しが好きなので、とにかく体を温めて代謝を上げて、運動をした時により効果的になるように心がけていましたね。運動もハードなものではなく、ピラティスに行ったり、無理のない程度にやっていました。
あとは、自分の力だけではどうにもならないので、マッサージやバストアップケアサロンに行ってみたりしました。
――自然体な松井さんを見ることができるということですね。
そうですね。なので、普段だと使わないと思う顔や、あまり自分でもこの顔は見たことないと思う一面がいっぱいあって。
最初見た時に、本当にこれを世に出してもいいのだろうかと思いました。ちょっと恥ずかしいですね(笑)。
ランジェリーカットでは、松井さんのソロ曲で、ファン投票1位にも輝いたことのある人気楽曲『赤いピンヒールとプロフェッサー』を彷彿とさせるカットも収められています。

――「こういうカットにしたい」など、松井さんから意見を出したりはしましたか?
ファンの方が見たら喜んでくれる、“エモい”と思うような要素は入れて欲しいというお願いをしました。もちろん新しい自分を見せたいという思いが第一にありますが、今まで大事にしてきた歴史は、そのまま大事にしてるよっていう部分も見せたいと思ったので、自分のソロ曲『赤いピンヒールとプロフェッサー』を彷彿とさせるようなショットを撮らしていただいたりしました。
その瞬間だけは自然体じゃない部分もあるかもしれないというか、ほとんどが動きの中での写真で自然体ですが、その時だけは誘っている女の子みたいな、その曲が流れて踊っているようなカットもあったりするので、そこだけ世界観が少し違うと思います。
自然体な姿やソロ曲を彷彿とさせるカットなど、松井さんのこだわりが詰まった10年ぶりの写真集。
今回、初挑戦したランジェリーカットについて聞くと、「見せない方向で行こうと思っていた」と話すも、心境の変化があったことを明かしました。