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和田雅成&髙橋大翔が憧れる片岡と小田島の“漢”らしさ
――それぞれの好きなシーンを教えてください。
和田:僕は6話で小田島が内に秘めた苦悩を一気に吐露するシーンが印象的で、小田島の表情を含め、とても魅力的なシーンに仕上がっていると思います。
髙橋:シリアスなシーンは、気持ちを作ることにも撮影にも時間をかけたので自分としても思い入れが強いです。小田島のことでいうなら、アクションシーンを見返すとちょっと興奮しますね。やりがいがありましたし、「もうちょっと(本編に)使ってほしかったな」とか「もっとうまくできた」っていう反省もあって。金髪で登場するシーンは全体的に好きです。

――それぞれの役柄で、男性としてどんな部分に憧れますか?
和田:1話の蕎麦屋にいるシーンがすごく好きなんですよ。同じ店にいたチンピラがぶつかってきて、小田島はパッと立つんだけど、片岡は「活きがいいね」しか言わない。相手の失礼な態度に動じない片岡と、小田島が動くだろうというのをわかりきっている、上に立つ者としての余裕にシビれます。
髙橋:小田島の若くてトガっていた時代はもちろん、現在に至るまでの過程や苦悩、努力を周りには見せずに淡々とこなして、必ず結果を残す強さ、クールさに憧れます。
――『あなたを殺す旅』をより楽しむためのキーワードを教えてください。
和田:「本音と建て前」かな。片岡の本音が、はたしてどこにあるのかを探りながら見ていただくと、よりこの作品に入り込めるのではないでしょうか。
髙橋:小田島の場合は「葛藤」ですね。全編を通していろいろな困難に対峙したり、人の死について考えたり、彼が抱えた苦しみに僕自身も心をすり減らしながら向き合ったので、見ていただく方の中に何かしらお届けできるのではないかなと思います。

――配信を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
和田:BL×ヤクザという組み合わせで、皆さんもどんな作品なのか予測できないと思いますが、ほかのBL作品とはひと味違ったラブシーンになっていますし、そこに男の友情や家族愛が絡んできて、この世界から抜け出せなくなるのではないでしょうか。まずは1話を見て、片岡と小田島の旅の目撃者になってください。
髙橋:僕自身、全身全霊で挑みましたし、とてもいい作品になったと自信をもって言えます。BLを見たことがない方にも刺さる部分があると思うので、一人でも多くの方に見ていただけたら嬉しいです。
撮影:河井彩美