和田雅成さんと髙橋大翔さんが、熱いBL作品の魅力を語りました。
9月26日からFODで独占配信されるドラマ『あなたを殺す旅』は、漫画家・浅井 西さんによる同名のコミックが原作。
情に厚い若頭・片岡錦司は、自身が起こした騒動のほとぼりが冷めるまで行方をくらますことを命じられ、世話係を任された若い組員・小田島漣と逃避行の旅へ。身のまわりの世話から性欲処理まで淡々と遂行するも、小田島は「片岡を殺す」という密命を背負っていて…という任侠の世界で生きる男たちを描いた物語です。

柔和な雰囲気の人たらしでありながら、残忍な一面をもつ片岡を、舞台『刀剣乱舞』のへし切長谷部役が圧倒的な人気を誇り、土ドラ『バントマン』(東海テレビ・フジテレビ)にも出演した和田さん。
凄惨な過去をもち、7年前の抗争で起きたある事件をきっかけに、片岡に対して強い憎しみを抱く小田島を、『MEN’S NON-NO』の専属モデルを務め、映画『赤羽骨子のボディーガード』などに出演した髙橋さんが演じます。
めざましmediaはW主演の和田さん&髙橋さんにインタビュー。撮影の思い出やお互いの印象を聞きました。
和田雅成 強い画ヂカラの刺青は8時間座りっぱなしで完成した力作
――口調や立ち振る舞いなど、ヤクザを演じるうえで意識した点を聞かせてください。
和田:いろいろな任侠作品を見ましたし、スタッフさんから「こういう人を参考にしては?」というものを教えていただいた中、自分が思い描く片岡とちょっとニュアンスが違うと感じた部分は、僕の中での片岡像と融合させながら役作りしていきました。
僕自身は大阪出身ということもあって、会話のテンポなど生きるスピードが人よりだいぶ早いのですが、片岡には大人の余裕があるので、和田雅成のスピードが100だとしたら、片岡は60~70くらいに速度を落として、そこに感情をなじませる作業に時間をかけました。

髙橋:姿勢や目つきなどは、小田島のような生き方をしていたらきっとこんなふうになっているだろうなというものを考えながら原作に寄せていきました。そして、ひと目で他の人とは違うという“異物感”を漂わせる佇まいを表現したかったので、常に誰かの目を気にしている危うさを意識して演じました。
――二人とも見事な刺青を施した役柄ですが、仕上がるまでにかなり時間がかかったのではないですか?
和田:僕は8時間かかりました。作品の中の刺青って、うつぶせの状態で描き込んでいくものがほとんどなのですが、僕の場合は座ったままでやろうということになり、ずっと座りっぱなしで…。

髙橋:あれ、描いてるとは思わないですよね?おそらく、多くの方がシールを貼っていると思うんじゃないかな。どれだけ和田さんが苦労したことか。ハードスケジュールの撮影のなか、8時間をかけて 見事な刺青が完成した苦労をぜひ感じとってほしいです。そして、それだけ時間をかけたからこそ、どアップになったときの画(え)ヂカラの強さ!
和田:惹き込まれるよね。迫力のあるビジュアルにはやはり時間がかかるものだし、本当に体力との勝負だった。