島田さんは「まったくわからない状態で稽古が始まり、稽古場でもジョンのアイデアでどんどん変化していって、千穐楽まで進化し続けていく作品なのかなって。こんなに広い会場でミュージカルでもあり、コンサートでもあり、一瞬も気が抜けない作品。楽しい緊張感にあふれていますので、素晴らしい舞台になると信じています」。

宮川さんは「皆、どうなるかわからないっておっしゃっているんですけど、僕こそ何が何だかわかっていないから」と初参加の苦労をにじませ、「役どころとしては大公なので皆に命じるほうですが、楽屋や稽古場では僕が頭を下げている(笑)」と話し、仲のよさをのぞかせる一幕も。

大澄さんは「今回、僕は振付アシスタントも担う立場で、自分としては初演の振り起こしをすればいいのかなと思っていたのですが、どんどん新しいものを作ってくれというジョンの指示があって、ついていくのに必死でした。お客さまと一体になれるような演出もありますので、楽しみにしてほしい」と呼びかけました。

井上芳雄 環境が変わった親友・堂本光一に「刺激を受けている」
堂本さんと井上さんはともに1979年生まれで、親友としても知られる間柄。
堂本さんは井上さんについて「相変わらず忙しくしているので、稽古場にぜんぜん来ない」と暴露するも、「連続してステージに立っているのは尊敬できるところだし、一つ一つに真摯に取り組んでいる姿、ジョンに『no,no』と言われながらも、いろんなことにチャレンジしていく姿が『ここまでやっていいんだ』と安心させてくれる」と表現。

一方の井上さんは「光一くん自身は変わりませんが、取り巻く状況が変わっているので、いろんな話がさらにできるようになった。大変なこともあるんでしょうけど、もっている世界がどんどん広くなっていると感じるので、すごく刺激を受けています」。

さらに「でも、稽古場での姿や、朝、起きていない感じなどは変わらない」と明かすと、堂本さんは「今もまだ早朝ですから(笑)」と昼に行われた会見も堂本さんにとっては早朝と説明し、「これから夕方に向けて起きていきます」と冗談交じりで盛り上げました。
