<松丸亮吾 コメント>

――今回の収録を通して、“社長”のイメージに変化はありましたか?
正直、ニトリの似鳥社長のお話には驚きました。子どものころは勉強が得意ではなくて、漢字も書けなかったとか、中高時代もいわゆる“優等生”タイプではなかったそうなんです。でも、そんな方が、今では誰もが知る企業のトップになっている。その人生の振れ幅に圧倒されました。自分の周りには、東大を出てスタートアップを起業して…という経歴の社長が多いので、“勉強が得意じゃなかったけど、生きる力で勝ち上がってきた人”という存在が、すごく新鮮でした。
――実際に話して、印象に残った社長は?
「SHOWROOM」の前田裕二社長ですね。僕は、もともと彼の生い立ちを知らなかったんですが、今回の収録で「子どものころに親を亡くし、一時期はホームレス状態だった」という話を聞いて衝撃を受けました。学校の教育ではなく、自分自身で「どうやったら稼げるか」を考えてビジネスを始めたという話には、本当に心を動かされました。
――松丸さんも社長として起業していますが、大変さとワクワク、どちらが大きかったですか?
最初は完全に“ワクワク”でした(笑)。でもやってみると、やっぱり大変なことも山ほどあって。それでもこうやって、さまざまな社長の話を聞くと、みんな違うやり方で乗り越えていて、「それでもやるんだ」という覚悟がすごいなと思いました。この番組には、そんな“社長たちの覚悟と工夫”がたくさん詰まってると思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
“社長=すごい人”という思い込みをいい意味で壊してくれる番組です。立派に見える人も、実は昔は勉強が苦手だったり、どん底の時代を経験していたりする。でも、そのうえで努力して、乗り越えて、今がある。
それを面白く、自然に引き出してくれるのが明石家さんまさんで、さんまさんだからこそ聞ける話もたくさんありました。経営に興味がある人はもちろん、「人生を変えたい」と思っている人にも刺さる番組だと思います!