その日、市役所に勤める橘高は喜和からの電話を受け、友人が電話をかけてくるからストーカーからの避難先を教えてほしいと頼まれた。

しばらくしてかかってきた電話に、橘高は喜和の友人と思い込み相手の確認もしないで教えてしまう。

橘高(佐々木蔵之介)はミスを隠すために事件を“なかった”ことに

あとになって不安になった橘高は、山荘に向かったが、すでに喜和とストーカーは夾竹桃の煙に巻かれて死んでいた。

そして、橘高はミスを誰かに知られたくなかったため、自分の足跡を消して山荘をあとにしていたのだ。

蔦薫平(池内万作)は、なぜ今まで話さなかったのかと憤り、天達は薄々気づいてはいたが、橘高本人から話してほしかったと告げる。

だが橘高は、そのために今さらミステリー会を開いたのか、と納得できない様子。

すると、成り行きを見守っていたデラ(田口浩正)とパン(渋谷謙人)が、最近、西東京市で3件のストーカー殺人が起きていると口を開く。