<多部未華子 インタビュー>

――「おせっかい不動産」の高橋さんの仕事ぶりに触れていかがでしたか?

高橋さんに出会うことで、人生が変わる人がたくさんいるのを見せていただきました。本当に良い方だな、と思いました。しかもそれが、人のために貯金を切り崩して…というのではなく、きちんと仕事として成立させていて、しっかり家族を養える収入もあるというのにもとても安心しました。

――困っている人がそこにいて、「自分がやりたいからやっている」と言うスタンスでした。

そうですね。しかも、相手の方が「やってもらって当たり前」という感じなら、やらない、と境界線を持っているというか、線を引いているところも、きちんとしている、と思いました。

――“おせっかい”については、どんな印象がありますか?

私自身は、おせっかいではないので、おせっかいしたくなる気持ちがわかるかと言われたらそうではないですが、おせっかいな人が近くにいるのはありがたいですよね。助かります(笑)。

いろいろ助けていただけるなら、しっかり感謝しながら、自分にはできないことをやっていただきます。

私の周りに、高橋さんのような方はいませんが、「これで困ったときにはこの人に相談しよう」と思える人がたくさんいて、いつも助けてもらっています。基本的に、周りの友人たちに助けられてきていますね。

――昔は、今より近所付き合いも多く、おせっかいな人も多かったかもしれません。幼少期にそういうご経験は?

実家でもやっぱり近所付き合いがあって、自転車の空気入れが壊れたら、隣のおばちゃんの家に借りにいったりしていました。最近では珍しいのかもしれないですが、近所に3組くらい仲良くしているご近所さんがいるので、今でも、実家に帰って何か困った時には、「ご近所に聞いてみよう」という感じはあります。

――高橋さんと高橋さんの会社の新人・岡崎さんのおせっかいで、人嫌いだった男性が変化していく様も見られました。

やっぱり何度も顔を合わせる、その数だけ信頼関係が築けるというのはあると思うんですよね。特に用事はないけど、「来たよ」と声をかけるようなコミュニケーションの取り方が大事なんだろうなって。

インターホンの使い方がよくわからないという男性に対して、岡崎さんは「ここを押したらいいですよ」と丁寧に教えてあげて、ボタンの位置がわかるようにテープを貼ってあげたりもして。

もし、自分が母親に同じことをするとしても「わからない」と言われたら、「理解できる努力をして」と言ってしまいそうで(苦笑)。肉親や家族だとイラっとしちゃうことも、いい距離感だからできるのかな、そんなことも思いました。