それから数日後。洗濯しているなつ美の元に、瀧昌が帰ってくる。
瀧昌の胸に飛び込み、泣きながら「お帰りなさい」と帰宅を労うなつ美。瀧昌は、そんな彼女の頬を両手で包み込み、「ただいま」と応えた。

同じ頃、買い物していた芙美子はふいに声をかけられる。声のするほうを見ると、そこに深見の姿を見つけて驚き、涙を流す芙美子。
落ち着きを取り戻した芙美子は、以前の失言を謝罪する。いつものように皮肉交じりの会話をしながら、手を取って微笑み合う2人。

瀧昌(本田響矢)の帰還を祝うなつ美(芳根京子)の家族たち
瀧昌が無事に帰還したお祝いに、なつ美の家族が江端家にやってきた。寿司を囲んで団欒する一同。
仲睦まじい様子のなつ美と瀧昌を見て、なつ美の妹・ふゆ子(小川彩)は結婚に憧れを抱く。姉・はる江(森カンナ)は子どもが汚した服を洗濯しながら「大切な人のことを、ちゃんと大切にするのよ」となつ美に助言する。

関谷家の一同が帰ったあと、2人がいい雰囲気になっているところへ甘味処を営む瀧昌の幼なじみ・坂井嘉治(戸塚純貴)が訪ねてくる。
坂井は帰還のお祝いにとおはぎを差し出し、2人が敬語で話しているのを見て「たまにくだけた言葉遣いされるとうれしいものなんですよ」となつ美に伝えた。
瀧昌は夕飯の支度をするなつ美を手伝う。野菜を切るなつ美と、かまどの火を起こす瀧昌。2人がいる台所には温かく穏やかな時間が流れる。
お釜のご飯が炊けて喜ぶ2人。瀧昌は改めて日頃の感謝を伝え、一緒にいるのがなつ美でよかったと話す。笑顔でそれに応えるなつ美。