市役所では、和平が田所勉(松尾諭)からある報告を受けていた。田所によると鎌倉の「日本遺産」登録の話がうまくいっている様子。安堵する和平に田所は感謝を告げる。
かつて和平が後輩たちに伝えていた“鎌倉を愛すること”を胸に、仕事に臨んだことで、案件が成功したという。
いつものようにマイペース&図々しく和平を飲みに誘う田所。その誘いを朗らかに受けた和平は、自分の言葉が彼らの心で活きていることをうれしく思っていた。

千明、荒木啓子(森口博子)、水野祥子(渡辺真起子)はバーに集結。乾杯ののち、話題は先日の誤爆事件に。祥子によると職場ではそのことに一切触れないのだという。
また、啓子は定年後の仕事や住居のことで悩んでいる模様。千明は思い出す。自分が鎌倉に引っ越したのは、この3人で鎌倉に住むという話がきっかけだったことを。
夜は更けて「鎌倉、イエイ!」と陽気に盛り上がる3人だった。

広行(浅野和之)は典子(飯島直子)に「一緒にいたいんだ」と懇願
広行は、鎌倉の街で途方に暮れていた。もちろん元気はない。
そこにやってきたのは、テンションが高めな大橋秀子(美保純)だ。逆ナンパをする秀子だが、広行のスマホに典子からの着信が入る。
駆け出した広行がやってきたのは海辺の駐車場。そこには仁王立ちの典子が待っていた。広行は「俺、典子と一緒にいたいんだ!」と懇願する。
腕を組みながら、夫からのアプローチに実はうれしそうでもある典子。そんな2人の視界には盛況のキッチンカーが見えていた…。

月9に臨むことが決まり、慌ただしい“チーム吉野千明”のスタッフ陣。だが、オリジナル企画が不採用となった万理子は、誰よりも楽しそうな表情を見せる。
「脚本を書くという仕事に出会って、人が好きになりました。そして恥ずかしながら、自分のことを好きになれました」と思いの丈を話す万理子。千明からもらったその気持ちを違う誰かに届けたいと続ける。
その一部始終を、千明が部屋の外から覗いていたと知ると、万理子は照れに照れて、赤面するばかり。