雨は、望田司(白洲迅)に頼み、体が動かなくなったときに入る施設を紹介してもらう。

そんな折、雨のもとに春陽がやってくる。春陽は、太陽が捨てた指輪を探し、雨に届けに来たのだ。春陽は、太陽が“指輪の精”になりたかったと言ってたことを雨に伝えると、彼女に指輪のケースを握らせて帰っていった。

雪乃は、司を呼び、雨の一番の願いごとを叶えてほしい、と頼む。それは家の引き出しにしまっておいた「アラビアンナイト」の絵本を太陽に届けてほしいというもの。

太陽のもとを訪れた司は、雨が五感を失う病気であることを伝え、彼女が太陽に迷惑をかけないために嘘をついていたことを打ち明ける。

「アラビアンナイト」の絵本には手紙が挟まっていた。それは、雨が高校の卒業式の日に太陽に渡すために書いたもの。その手紙には、雨の本当の気持ちが記されていた。

雨は、太陽と一緒に観覧車に乗ったとき、司がどれほど大事な存在なのかを語っていた。だがその言葉はそのまま、太陽への想いだったのだ。