大地がゲイであることを知った誠は、「ゲイが移ったら困る!」とキツい言葉を投げて、理解しようともしない姿勢でした。ところが…

「ゲイが移る」発言に続き“アウティング”してしまう誠(原田泰造)

ゲイであるが故に傷ついた過去があるものの、自分がゲイであることやパートナーの存在を隠さず堂々と生きる大地と関わるうちに、誠は大地のことやLGBTQについて理解しようと努力し、アップデートを遂げつつあるように思われました。

そんななか行われた、沖田家、五十嵐家、大地のパートナーの砂川円(東啓介)とのBBQで、誠は知らぬうちに“アウティング”をして、円を怒らせてしまいます。“アウティング”とは、本人の了承なしにゲイであることやカップルであることを周囲の人に話してしまうこと。

ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』第5話より

自分の言葉一つで傷つけてしまったことに、誠自身も落ち込んでいましたが、「俺のことを諦めないでほしい」と2人に告げます。

それからも誠自身がアップデートしながら、ゲイであることを両親に打ち明けられない円や、LGBTQに対する理解がまったくない大地の父と懸命に向き合いました。そして仲人として、2人の結婚の門出を祝福することができるまでに、アップデートを遂げたのでした。