<第1話あらすじ>
保育園で調理師として働きながら、夫の景吾(高橋光臣)、娘の灯(石原朱馬)と幸せに暮らしていた皆川紘海(北川景子)は、灯の3歳の誕生日に、惣菜店「YUKIデリ」で灯にねだられたピザを購入する。

ところがその夜、お祝いの席でピザを一口食べた灯は突然苦しみだし、急いで病院に運び込むも、亡くなってしまう。


死因は、エビによるアナフィラキシーショック。娘のアレルギーに人一倍気をつけていた紘海は、当然、食品表示を確認しエビが入っていないことを確認したうえで購入していたが、警察の捜査で、ピザにアレルギー食材が混入した経緯は不明とされた。
そんななか、行われた「YUKIデリ」の記者会見で、社長の結城旭(大森南朋)は遺族感情を逆なでするような発言を…。

世間の逆風にさらされた「YUKIデリ」は倒産に追い込まれ、旭本人はもちろん、一緒に店を立ち上げた望月耕輔(筒井道隆)も転職を余儀なくされた。
一方の紘海は、アレルギー食材を食べさせてしまった自責の念と、愛する娘を突然失った悲しみに耐えきれず、やがて、景吾と離婚して一人で生きていく道を選ぶ。
それから一年後、紘海はとある料理教室に通っていた。そこには、灯を死に追いやったピザを販売していた惣菜店「YUKIデリ」の元社長で、高校1年生の長女・梨々子(平祐奈)と次女・萌子(倉田瑛茉)を男手一つで育てる旭の姿が。

娘を失った悲しみは復讐心へとカタチを変え、紘海は旭にも自分と同じ苦しみを味わわせたいと願い、機会をうかがっていたのだった…。


