【第1期】鎌倉で暮らし始めた千明(小泉今日子)は“天使”真平(坂口憲二)と恋!

千明は鎌倉の古民家に引っ越した矢先、家の中でネズミに遭遇して絶叫。そこに飛んできて「朝まで一緒にいてあげる」「一緒に寝よう」とサラリと言う真平に、千明はドキッとします。その日は真平を家に帰すも、結局、いろいろと考えた末に、後日「よろしくお願いします」と頭を下げて一夜をともに。

その後、“お隣さん”として過ごすなかでお互いを知り、やがて真平から告白されます。驚きながらも受け入れた千明は、真平のために禁煙し、ファッションも真平に合わせてカジュアルに変化。フェミニストで“天使”を自称する真平に一抹の不安を覚えながらも、久しぶりの恋に心を躍らせました。

しかし、第1期終盤、雰囲気のいい真平と和平の部下・大橋知美(佐津川愛美)を何度か目撃。千明は、これを逃したら次の恋愛はないと思い、真平を“キープ”していたことに気づき、そんな自分に嫌気がさし、真平に別れを告げました。

鎌倉に来る前の千明(小泉今日子)の“最後の恋”の話も

恋愛経験も豊富な千明ですが、恋のエピソードのなかには、万理子に語った「ポストイット事件」と呼ばれる秀逸?なものも。それは、年下の脚本家・高山涼太(通称:ポストイットくん/加瀬亮)との恋で、2人は付き合ってほどなくして、勢いで同棲をスタート。

もともと世話好きであれこれやってあげたい千明でしたが、“重い”と思われるのが嫌で、努めて軽く接しながらも、料理を作ったり、帰りを待ったりするなど、内心かなり浮かれていたのだそう。

ところがある日帰宅すると、涼太の荷物はなく、玄関に「ごめん、無理」と書かれたポストイットが。涼太は家を出て、それっきりとなってしまったといいます。

千明は万理子に語りながら「あれが最後の恋だと思うときつい」と、苦しそうな表情で振り返りました。

【第2期】“ポストイットくん”涼太(加瀬亮)と再会!?千明(小泉今日子)は…

手がけたドラマが振るわず、現場を離れ副部長になった千明。しかし、さまざまなハプニングが重なり、急きょプロデューサーとしてドラマ制作に再び登板することに。

慌ただしい毎日を送っていたある日、目の前に涼太が現れます。涼太は脚本の仕事がうまくいかず、生活に困窮。恥を忍んで千明を頼って来たのでした。

千明は、住むところもない様子の涼太を自宅に受け入れ、そこで「ポストイット事件」の真相を聞きます。実は、涼太は最初から好意ではなく、脚本家になるために力のある千明に近づいていたのでした。

しかし、良心の呵責に耐え切れず撤退。ポストイットは「ごめん、無理」だけではなく「もう騙せない 俺は最低です」と書かれたもう1枚があったのだとか。それが風に飛ばされてしまったことで、「自分の何が無理だったのか」と悩む羽目になった千明でした。

何とも言えない恋の相手・涼太に再び頼られた千明は、涼太を自身が担当するドラマの脚本家に抜てき。涼太に再びチャンスを与えた形ですが、まったく面白くない脚本が完成。最終的には涼太の希望もあり「(脚本家を)あきらめろ」とやさしく宣告し、再び2人は別れたのでした。

毎日のように言い合いが絶えない千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)のこれまで

まるで熟年の夫婦のような軽妙な掛け合いを見せる千明と和平ですが、2人は千明が鎌倉にやって来たその日から、ケンカのごとく言い合いをする毎日。一方で、愚痴や本音をぶつけ合い、時にやさしく寄り添うことも。

さらに、一緒にお酒を飲み、べろべろに酔ってキスをしたり、「この先誰も(伴侶が)現れなかったら、ありかな」と和平とホテルに行こうとしたり(その時はどこのホテルも満室で入れず断念)、思いを寄せ合っている2人。

第2期のラストでは、お互いに酔ってはいたものの「ずっと私のそばにいろよな!」などと言い合い、熱いハグをかわしていました。

お互いが大切だからこそ、恋愛や結婚という話にならない2人。第3期でどんな進展を見せるのか…見せないのか。“大人の恋”のゆくえに注目です。