<板垣李光人&中島裕翔 コメント>

――クランクアップした感想を教えてください。
中島:素晴らしい原作で清水(玲子)先生に感謝したいと思いますし、それを実写化するため脚本にしていただいた(佐藤)嗣麻子さんにも感謝しています。
キャストもスタッフも本当にみんなチームワークがよくて、このチームでやれて、かけ抜けて本当によかったと思っています。今は、ほっとしています。
板垣:スタッフ・キャストもですが、運命的というか、めぐり合わせというか…誰かが少し欠けてもこの作品は成立しなかったと思いますし、パズルのピースが全部はまったなと。実写化の作品として、とても素晴らしいドラマになったと思っています。
――W主演としてバディを演じた感想を教えてください。
中島:李光人じゃなかったらできなかったです。本当に感謝しかないです。李光人が薪さんとしてしっかり心情を持って毎シーン臨んでいて、その姿に感銘を受けました。
セリフだから言っている、ではなくてとても感情ののった、音がしっかりしたセリフをぶつけてくれて、青木として接してくれた、認識してくれたのは助かりました。そういう薪さんにたくさん助けられました。
板垣:薪を演じるには鈴木の存在が大事ですが、中島さんがそれを想像できるような鈴木を演じてくださいました。
また、青木についてはまっすぐさを視線から感じましたし、姿勢や動き方一つとっても(鈴木と)違うので本当に一人二役、まったく違う人物でした。鈴木と青木の接し方の違いも意識せず、自然とできたのでありがたかったです。
中島さんご自身も本当に素敵な人柄だからこそ、薪を演じられたと思うので本当に感謝しています。
中島:「相思相愛」ってことですね(笑)。
――これまでの撮影で最も印象に残ったシーンを教えてください。
中島:第11話で瀧本が登場したあとのシーンです。いや~、もうつらかったですね、あれは…。見ていてつらかったし、青木としてもつらかったし。 ちょんと(薪を)押したらコロッと倒れてしまうのではという精神状態にまで作っていたのが見えたので、応えてあげたいなと思いました。
板垣:(カメラが)回っているときはもちろんですが、回っていないときでもずっと泣きそうでした。薪はずっとひとりで背負ってきて、あそこでまた鈴木じゃないけど、でもまた違う形で受け止めてくれる人がいるんだ、というのをしっかりと感じました。そのシーンが終わったあと、すごくスッキリして。そういった意味でもあのシーンは印象的でした。
僕は、第10話からのつらい青木をどうすれば支えられるか、どうするのが一番いいんだろうと。薪も思っていたでしょうし。実際、芝居に集中されている中島さんを見て、何ができるだろうと考えていました。
中島:(第10話の)お葬式のシーンとかは、(板垣さんが)すごくなぐさめてくれましたね(笑)。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
中島:薪さんが今まで抱えてきた責任や、全部自分ひとりで背負ってきた秘密を見てしまっていることへの自戒の念だとか、薪さんがいろんな場面ですごく苦しめられます。
一方で、青木もすごくつらいことばかり起きますが、今までに作り上げられた「第九」のチームワークで、今度はみんなが薪さんを助けようという展開になっていきます。
また、雪子さんと薪さんと青木の、説明できない難しい三角関係も進展がありますし、どこに落ち着くのかは見どころかなと思います。
板垣:第1話から見てくださった方は正直、なかなかしんどかったと思います。岡部(高橋努)が唯一の救いでしたけど(笑)、最終回は救われるというか救済されるというか、今まで見てきたもの、感じてきたもの、背負ってきたものがすべて浄化されると思っています。
中島:最後にはちゃんと救いがあるので、安心してくださいね。
板垣:最終回は、みんなで一緒に救われて浄化されるような展開にしっかりとなっていますので、最後までご覧いただければと思います。
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