仕事に復帰した雪に、高千穂は不在の堂島から預かったと手紙を渡す。それは、雪が25年前に堂島に宛てた手紙だった。
また、高千穂は、あの日自分の声で助けた少女が、今は指令管制員として誰かの命を救おうとしている。その奇跡みたいな繋がりを忘れるなという堂島からの伝言を雪に伝えた。
そんな時、道瀬が逮捕される。
道瀬(沢城みゆき)の逮捕後にさらなる事件が!
指令台についた雪。戻って来た堂島に雪が頭を下げた矢先、大型の商業ビルから喉や目の痛み、嘔吐などの症状を訴える通報が相次いで入る。
状況を見た高千穂はNBC事案(核、生物、化学物質による被害)と判断。現場からの報告では、レストランの加湿器から塩素ガスが発生した可能性が報告された。

警察からは、塩素ガスは出頭する前に道瀬が仕組んだ疑いがあるとの連絡も入る。それを聞いた堂島は、指令台を離れた。
NBC事案に対処するなか、指令センターには別の通報も入る。それぞれが、命の危険があるものだ。紗良や与呉が対処するも、現場の混乱がわかる。
雪はNBC事案発生中のビルから逃げ遅れた人たちがいるとの通報を受けた。こちらも、現場で男性が倒れてしまい、すぐに蘇生が必要になる。
雪、紗良、与呉は通報者に指示を出すが、なかなか上手くいかない。

そんな時、それぞれの現場で命を救おうとする人たちが立ち上がる。それは、かつて雪たちの指示で命を救われた、あるいは身近な命を救うことができた、以前、通報した時には何もできなかったと言う人たち。
そんな人たちの協力で、雪たちは傷病者を無事に救急隊に繋いで救うことに成功する。
一同がホッとするなか、高千穂は堂島からの連絡を受ける。堂島は消防局内に道瀬が仕掛けた加湿器を発見したのだ。
道瀬の真の狙いは消防局だったが、堂島の機転によって阻止される。
4月になると、紗良は救急隊へ異動。それでも、雪たち指令管制員の業務は変わらない。また、そこには兼下の姿もあって…。
