ドラマ『ヴィンチェンツォ』(Netflixジャパン1位)、『財閥家の末息子~Reborn Rich~』(2022年韓国最高視聴率ドラマ)など数多くのヒット作に主演し、日本でも多くのファンの心を鷲づかみにしてきた韓国のトップ俳優ソン・ジュンギさん。

そんな彼が、2016年に放送された『太陽の末裔 Love Under The Sun』(韓国で最高視聴率41.6%)以来、約9年ぶりにロマンス作品に出演することで話題の新作ドラマ『マイ・ユース(my youth)』。 

ソン・ジュンギさんの相手役を演じるのは、映画『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』での迫真の演技で韓国映画界に鮮烈な印象を残して以来、演じるキャラクターの内面をリアルに掘り下げる実力派女優として知られるチョン・ウヒさん。

めざましmediaは、年内に韓国でテレビ放送開始、日本ではFODで独占配信される『マイ・ユース(my youth)』の魅力を、今作が初共演となった2人にインタビューしました!

『First Love 初恋』から刺激 ソン・ジュンギが『マイ・ユース』主演を決めた理由

『マイ・ユース(my youth)』は、かつて子役として輝いていた小説家兼フローリストのソンウ・ヘ(ソン・ジュンギ)が、人生のどん底に陥った高校生の頃の自身を支えた初恋の人、ソン・ジェヨン(チョン・ウヒ)と10年ぶりに再会するところから始まる大人のロマンスです。

――まずは『マイ・ユース(my youth)』という作品について、おふたりが感じる一番の魅力を教えてください。

ソン・ジュンギ:
魅力は本当にたくさんあります。最も率直な答えを挙げるとすれば、最初に台本を読んだときに感じた印象をお伝えするのが一番だと思います。

今はとても刺激的なコンテンツがあふれて消費される時代ですが、そんな中で『マイ・ユース(my youth)』という作品にはなんだか癒やされる感覚を強く受けました。

私が演じる「ソンウ・へ」とウヒさん演じる「ソン・ジェヨン」という2人のピュアな青春が描かれていく中で、さまざまな小さくて愛おしい物語が展開されていくんです。

特に、私は自分の役柄もそうですが、相手役の「ジェヨン」という存在にとても癒やされました。そういう感情こそが、私たちの作品の最大の魅力であり、皆さんの感性に訴えかけるポイントなのではないかと思っています。
 

チョン・ウヒ:
私もジュンギさんと似たような印象を抱きました。

まず、『マイ・ユース(my youth)』という作品には、2人が愛を育み、完成させていく過程がすべて描かれているように感じました。そして、その「愛の過程」と「成長の過程」の両方が丁寧に描かれているところが、この作品の最大の魅力だと思います。

ちょっと不器用であったり、痛みを伴っていたり、それでもなお美しかったりと、キャラクターの様々な姿が詰まっていて、そこにこの作品ならではの魅力があると感じました。
 

――ジュンギさんは久しぶりにロマンス作品に出演されましたが、今回『マイ・ユース(my youth)』に出演を決めた理由を教えてください。

ソン・ジュンギ:
私はいつも作品を選ぶときにちょっとしたこだわりがあって、1つの作品を終えると「同じようなものはもうやらない」と思うタイプなんです。

日常の中にある感情を繊細に扱うような作品を一度やってみたいと思っていたタイミングで、この脚本と出会いました。
 

チョン・ウヒ:
これまでは少し現実離れした役柄が多かったですか?
 

ソン・ジュンギ:
そうだね。これまでは、ファンタジーの世界、たとえば『オオカミ少年』のような役だったり、宇宙船に乗ったり、マフィアの役を演じたりと、どこかをさまよう“異邦人”のような役柄が多かったなと、ふと思ったことが数年前にあったんです。

だからこそ、日常的で現実味があり、ささやかだけどその中にちゃんと魅力がある、そんな穏やかな感情に触れられる作品に挑戦してみたいという気持ちがありましたね。

刺激的な要素を省いた、ささやかな日常を描く作品。それがロマンスであっても他のジャンルであっても、そういった繊細な感情描写を持つ作品をやってみたいと思っていたタイミングでした。

『マイ・ユース(my youth)』の台本に出合う前に、日本のドラマ『First Love 初恋』を観る機会があり、自分が幼い頃のノスタルジーを扱った作品に触れ、より一層「日常の中で感じる些細な感情を表現する作品をやりたい」という気持ちが強くなった気がします。

日本のドラマ『First Love 初恋』を見たことで、ささやかな日常や繊細な感情を描いた作品に出演してみたいと思っていたことを明かしてくれたジュンギさん。

続いて、おふたりに『マイ・ユース(my youth)』=「青春時代」の思い出を聞くと、意外すぎる初恋のエピソードが語られました!