雪は爆発したビルを訪れるが、規制線が張られ近づけなくなっている。そこにやって来た上杉昴(酒井大成)から火災当時の状況を聞く雪。
なぜ、自分は女性を助けられなかったのか?と、悩む雪は、道瀬が過去に通報をしてきているのではと通報データを聞き直し始める。
そして、何件か道瀬からの通報を突き止め高千穂に報告。雪は声だけでなく、それらの通報はすべて指令管制員の名前を聞き出そうとしていたと伝える。
助けられなかった命…自身を追い詰める雪(清野菜名)
その後、雪は兼下に忠告されたにもかかわらず、仕事の合間に道瀬を探しを続ける。また、指令台でも懸命に仕事をする雪は、立ちくらみを起こしてしまった。
病院で診察を受けて戻った雪は、すぐに指令台につこうとする。そんな雪を堂島が「今日はもう帰れ」と止めた。
自分にできることはなんでもしたいと訴える雪を、堂島は世の中の不幸や理不尽を止められる人間なんていないと諌める。

しかし、雪は聞き入れようとしなかった。高千穂は雪に休暇を与える。
実家で過ごす雪だが、母・春香(堀内敬子)や父・銀(遠山俊也)も心配するほど落ち込んでいた。
そこに、姉・小夏(蓮佛美沙子)が来た。人を助けたくて指令管制員になったのに、助けてもらってばかりだと嘆く雪。
小夏は、先日遭難した時も25年前も、雪に助けてもらったと話す。そして、誰か1人の力だけで救える命があるのかと投げかけた。
雪の仕事は繋ぐこと。雪にしかできないこともあるが、雪1人ではできないこともたくさんあると小夏は言う。