9月18日(土)、舞台「ブライトン・ビーチ回顧録」のフォトコール・取材会が行われ、今作が舞台初単独主演となる佐藤勝利(Sexy Zone)、松下由樹、入野自由らが参加した。

本作は、アメリカ・ブロードウェイの大御所コメディ作家ニール・サイモンの三部作「ブライトン・ビーチ回顧録」「ビロクシー・ブルース」「ブロードウェイ・バウンド」の1つ。サイモン自身の少年時代を描いたとされ、貧しくもたくましく生きるユダヤ人一家と、思春期のユージンの成長を描いた名作だ。

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グループの年上2人から「独特な話を…」

稽古場の雰囲気について、松下は「ニール・サイモンの作品を通して話すので、より仲が深まっていく」とコメント。

佐藤は「すべてが初めてだったので…。差し入れするんだ!とか(笑)、稽古の始め方とか、何もかもが新鮮で」と、共演者らに舞台での“いろは”を聞きながら挑んだと明かした。

ちなみに、佐藤からの差し入れは「個包装のお団子」だったそう。佐藤は「神保(悟志)さんの年齢に合わせて。落ち着いた和菓子がいいかなって。1人1本のところ、神保さんは3本食べていました」と、うれしそうな笑顔を見せた。

劇中では、ユージン(佐藤)と兄・スタンリー(入野)が、思春期ならではの“性の話”で盛り上がるシーンも。

佐藤は、「実際に家族とは(そういう話を)一切したことなくて。お母さんが嫌がるので」と明かす。そして、「僕にとってのお兄ちゃん的存在は、奇しくもグループの年上2人で…独特な彼らに、独特な話を聞きました」と暗に、Sexy Zoneの中島健人と菊池風磨の名前を挙げた。

続けて「セクシートークを…」と口にするも、「なんか嫌ですね(笑)。うまいこと編集しておいてください!」と取材陣に呼びかけて笑いを誘った。

佐藤勝利、入野自由とは“仲良し兄弟”!

ニール・サイモン作品出演への思いを聞かれると、佐藤は「大好きな世界です。セリフ量が多くて大変ですが、稽古で少しずつ得られることや、皆さんと世界を作れることをいいなと思ったり。やっぱり、舞台っていいなと思います」と舞台が好きであることを、改めて噛み締めた。

入野も、「いつか挑戦してみたいと思っていて。このセリフ量とテンポ感は恐ろしいけれど、上手くハマると気持ちがいいし、見てくれる皆さんにも伝わるのでは」と語る。

まだ稽古を始めたばかりの頃、佐藤は「何もかもが初めてで、すっごい緊張して心では震えていたんです。でもコメディ作品なので、笑うトーンで言わなきゃと思いつつも外してしまった」そう。しかし、ユージン(松島)とスタンリー(入野)の母・ケイトを演じる松下が、しっかりコメディ調でセリフを口にするのを見て「お母さんについていこう!」と思ったという。

入野も「本当にお母さんだと思っていて。ハグするシーンがすべてです。『大好きです!』って感じで、一緒にいるだけで安心感があります」とスマイル。松下は、ハグの時に「力抜けてるもんね」と微笑んだ。

松下によると、兄弟役を演じる佐藤と入野は、稽古場でもムードメーカーだそうで…。

佐藤が「自由くんは、たまにミスをするんです」といきなり暴露すると、入野が「やめろ!」と慌てて静止し、会場には笑いが。佐藤は、入野がセリフを忘れた際によくツッコむそうで、「楽しんで稽古ができています」といたずらっぽく笑う。

入野も「そのやりとりを積み重ねていくことで、兄弟感が生まれる。ミスしてよかったな」と返し、仲の良さを伺わせた。

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最新情報は、舞台「ブライトン・ビーチ回顧録」公式サイトまで。