この第7話に、わざわざ永山監督をぶつけてくるっていうことは…そういうことですよね!?

…っと、ここまで、勝手に盛り上がっといてなんですが、さっきの“オマージュ”の話に戻ります(なんでだよ)。

今回、僕が、“ホント”に言いたかったのは、今回の演出が、さすがの永山耕三監督だったってこと(突然過ぎる)。あの『東京ラブストーリー』(1991年/フジテレビ)の、永山耕三監督だったってことです!!!(鼻息…落ち着け)

だってだって、今回、リリーが思いを寄せる、絵描きの桐野貫二(黒羽麻璃央)…貫二…カンジ…ってのは、『東京ラブストーリー』で言うところの、永尾完治…うん、そう、カンチですよね(絶対違う)。うん、で、リリーは?っていうと、うん、そう、もうおわかり!そらそう!『東京ラブストーリー』で言うところの、リカですよね(さすがに無理くり)。

リリーは、本名が久我山小百合っていうらしいんだけど、わざわざリリーって呼ばせてるのは、もちろん今回の『東京ラブストーリー』オマージュのための伏線ってことですよね!?(女給の源氏名だからだよ!)

リリー≒リカにして『東京ラブストーリー』オマージュにしたかったっていう、この第7話に、わざわざ永山監督をぶつけてくるっていうことは、そういう、そういうことですよね!?ね!?(絶対に違う)

で、で、で、それもそうだし、前回の「やっぱ好っきゃねん」を経ての、この第7話の、左右馬(鈴鹿央士)と鹿乃子(松本穂香)のラブラブぶりですよね!?ね?(誰にだよ!)

もう、冒頭の、左右馬が鹿乃子くんに、もらってきた防寒グッズを手渡してるときの、ふたりのキャッキャ感、いや、ラブラブ感ときたら。このドラマ、決してそういうつもりで見てはいけない…ラブストーリーではない…レトロミステリーだよ…ラブストーリーとして見てはいけない…それは邪念…邪念…邪念…邪念(自分に言い聞かせる)…って、ずっと気をつけてたっていうのに、『東京ラブストーリー』、『ロングバケーション』(1996年/フジテレビ)、『ラブジェネレーション』(1997年/フジテレビ)の永山耕三監督の手にかかれば、すべての男女が、ラブ!!に見えてしまう不思議!!いや、僕の、永山監督演出への色眼鏡!!!どうにかしたい!!(知らんがな)

いやー、だけど、今回の犯人は、とてつもない偏愛の持ち主で、殺してミイラにして、ミイラでも会いに行って、それが夢にも出てくる…っていうほどの偏愛…それが、とてつもない強烈なインパクトを放つキャラクターだったっていうのに、それと並行して描かれた、リリーと貫二の純愛も、そのインパクトに全然負けてなかったよね?その純愛がグッときたし、巧みに描けてたよね??

で。翻って、大きく俯瞰(ふかん)して見たときに、主人公のあの2人、左右馬と鹿乃子の甘酸っぱい、2人のほほえましい…愛…も、十二分に、あふれ出んばかりのラブで描けてた、よね?ねぇ!?(誰か共感して)

だから、だからこその永山耕三監督だったんですよね!!?!(しつこい)

っというわけでまとめますが、『噓解きレトリック』は、“横溝正史的”でもあるし、“金田一少年的”でもあれば、『東京ラブストーリー』でもある!!!のです!!以上!!(何の話だったんだよ)