――幹太となつめ夫婦をどう演じたいですか?

伊野尾:結婚して3年の夫婦なので、その歴史をちゃんと感じ取れるように、伊原さんと2人で夫婦の空気感を作っていけたらと思ってます。

伊原:そうですね。幹太となつめは、それぞれの価値観があって、ぴったり合うところも、合わないところもある。それも含めて凸凹な感じがキュートに見えて、愛すべき2人になればいいなと思います。

伊野尾慧&伊原六花が語る、幹太となつめは歯がゆい関係

――幹太となつめの関係をどのように感じていますか?

伊野尾:歯がゆいですね。幹太はなつめのことが大好きで、良かれと思って彼女に健康的なお弁当を作り続けたり、お互いのスケジュールを共有したがったり、相手によっては喜ばれるかもしれないけど、ちょっとやりすぎなところもあって。そのあたりのすれ違いが歯がゆいなと思いました。

――幹太は“溺愛系”の夫だそうですが、伊野尾さんから見て幹太はどんな人物ですか?

伊野尾:“溺愛系”って良いワードチョイスですよね。考えてくださった方は、すごいです(笑)。幹太がどんな人かを言語化するのは難しくて、ネガティブな捉え方だと自分の考えを押し付ける人なのかなと思ってしまうんですけど、“溺愛”という言葉で説明されると、腑に落ちて。

幹太は妻のことをすごく愛していて、結婚3年目なのに、まだ新婚のテンション。素敵ではあるけど、確かにうっとうしく感じるかもしれないな、とも思います。

そんな幹太について「かわいい」とか「いいな」というだけでなく、「ちょっと重すぎる」という感想が出てきていいと思うし、人によって見方が分かれるようなキャラクターとして演じられたらいいですね。

伊原:なつめは、幹太を愛しているけど、“溺愛”を重く感じるようになって、自分の本音を伝えられなくなるんです。幹太となつめが結婚3年目、出会って5年目ということをわかったうえで台本を読むと、なつめの思いに共感できます。

愛があまりにもまっすぐすぎると、相手にうまく伝わらないこともあるのかな、と。そういう日々の積み重ねがあるから、なつめは幹太の愛を重く感じているのだというところを、奥行きを出して演じたいです。溺愛されているのに、幹太をただ拒絶しているようには見せたくないですね。