ナレーション収録を終えた剛力さんにインタビュー。「思わず泣きそうになりました」という登生さんへの印象や、剛力さん自身のファッションへのこだわりを聞きました。
――三者それぞれに試練が訪れますが、なかでも宝さんのところでは“相棒”の登生さんが、店を離れることを考えます。
登生さんは、宝さんの古着愛に向き合っていきたいと思いながらも、自分の生活や健康、家族のことを考えると、葛藤があったと思います。でも私は、登生さんの選択は間違っていないと思います。支えてくれる家族の存在は、登生さんにとって大きな心の支えなのではないでしょうか。
最終的に、また古着に携わる仕事に就いたとわかり、私もうれしくて思わず泣きそうになりました。
――下北沢だけで13店舗の古着店を展開している経営者も登場。“好きと商売を切り分けること”が大切だと話していました。
「お金のほうが好きになった」と潔(いさぎよ)く笑っていましたが、きっと根底に古着愛があるから、従業員もお客さんもついてくるのだと思います。それが、店をいくつも経営して、従業員を何百人も抱えてという結果につながっているのではないでしょうか。
ご自身の商売のスタイルがあるからこそ、切り分けができているのだと思います。
――剛力さんは普段、古着は買いますか?
もともと洋服が大好きなので、たまに買います。よく行くセレクトショップなどに置いてあると購入しますし、渋谷や原宿あたりで、たまたま入ったお店で「かわいい!」と思った古着があると、すぐ買います。
映像を見て、みなさんのお店に行きたくなりました!知識豊富な店員さんが、ああいうふうに古着についてあれこれ教えてくれたら、「え、本当!?」と興味がわいて、どんどん買っちゃう気がします(笑)。
――剛力さんはよく自身のSNSに、私服紹介の写真を投稿していますが、ファッションのこだわりを教えてください。
自分の好きなものを貫く、です。流行りのアイテムも取り入れていますが、あまりとらわれず、自分が好きなものを着たいときに着る、というのを大事にしています。
昔買って今も大切にしている服もあるので、そこは古着と通じるところがあるかもしれません。長く大切に着たい、何なら、おばあちゃんになっても着たい、という思いで服を買っています。
――最後に、放送を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
生き方は人それぞれで、正解も不正解もないと思います。でもやっぱり、自分の“好き”という気持ちは大事で、それを失いそうになったときは取り戻す必要があると思いました。
たとえば宝さんは、もう一つの店舗の営業をしばらく休止していましたが、考えた末に再開。登生さんは、古着の世界から一度離れましたが、やっぱり古着が好きという“自分の核”を取り戻し、再び古着の仕事に携わるように。そういう、自分を見つめ直す時間はとても大切なのだと学びました。
予告動画
YouTube「FUJITV GLOBAL CHANNEL」で、『ザ・ノンフィクション』の予告を配信中。2月23日(日)14時~「ボクと古着と下北沢〜夢と現実のヴィンテージ〜後編」
配信スケジュール
2月16日・23日放送「ボクと古着と下北沢〜夢と現実のヴィンテージ〜」前・後編(語り:剛力彩芽さん)が、放送直後から3月9日まで、TVer・FODで無料配信されます。