<コラム>『ミッドナイト屋台~ラ・ボンノォ~』第5話
輝元(中村海人)の、背景ぇぇええぇぇえええぇぇぇぇ……(嗚咽)
輝元、兄ちゃん、おったんかぁぁぁああぁああぁいぃぃぃぃ…(号泣)
でもって、弟も、おったんかぁぁあああぁいぃぃ…!!
(次週予告の)弟、かわえぇぇぇええええぇぇ……!!!(よだれ)
冒頭から、むせび泣いてんだか、憂(うれ)いてるんだか、慈(いつく)しんでるのか、愛(め)でてるのか、感情がバグってますが、今確実なこととして僕が言えるのは、毎回毎回、無闇やたらに感情バロメーターを振りきり過ぎたがあまり、この第5話の、今回に至るまで、輝元の背景=兄いる=兄亡くなってる=なんなら弟もいる…っていう、輝元というキャラクターを知るうえでどうしたって切り離せない、その“背景”を、まったく知ろうともしておりませんでした(ちゃんと見ろ!)。

いやーだけど、あの輝元の、初回からあふれ出まくってた、あのナチュラルな“偉そう”って、てっきり一人っ子だから…って、勝手な偏見で、勝手な想像で、勝手にうまみまで抽出してたっていうのに(きもいよ)、まさかまさか、若くして亡くなった兄ちゃんがいた…だ…なんて、うぅぅぅぅ…輝元の…背景ぇぇええぇえぇぇぇ…(二回目)。
うんいや、だからこそ、あの“偉そう”は、兄ちゃんに甘えてたっていう、そんな名残も残しつつ…な“偉そう”であり、兄ちゃんが亡くなったことで、残された自分が、寺を継がなければならないっていう使命感…な“偉そう”でもあり、そもそも弟がいるもんだから、そもそもそもそも…な“偉そう”でもあり、兄ちゃんから「頼んだ」って言われたから、あの寺を、あの家族を、自分が守っていかなければならないんだ!!っていう、そのプレッシャーに負けまいとする、虚勢のための“偉そう”でもあったわけ、だよね??ね??
これまで勝手に、一人っ子で自由に育って、やさしい母に甘やかされ、裕福な檀家さんに高級料理ばっか食わせてもらったから、ただただ普通に何の深みもない、ナチュラルボーン“偉そう”だとばかり思ってたのに(言い方!!)。
だけど、そんな天然“偉そう”こそ、輝元の輝元たる所以(ゆえん)。それこそが輝元!俺たちの輝元!ってうまみ抽出してたってのに、その“偉そう”には、そんな、そんなかなしい“背景”があった…だなんて……うまみじゃなくて…深みじゃねーかよ。もう、おじさん…想像しただけで…もう無理…輝元の背景ぇぇええぇえぇぇぇ…(しつこい!)
で、で、で、ここまで、輝元の鋭い味覚能力は、このドラマにおいて味覚障害のあるシェフ・翔太(神山智洋)と対になる存在だから…って、少しだけ今作をドラマチックにさせる、創作上の単なるギミックとばかり思ってたのに、ここへきて、その味覚能力が兄と闘病中に約束した“お好み焼き”の“その味”を“今まで”残しておくためでもあった…だなんて…輝元の…背…(もういい!!)
