1987年以来、毎年その年のヒット商品をランキング化して発表している日経トレンディ(日経BP)が、「2020年ヒット商品ベスト30」と「2021年ヒット予測30」の先行発表会を開催。

発表会には、日経トレンディが選ぶ「今年の顔」に選ばれた田中みな実、日経トレンディが予測する「来年の顔」に選ばれた北村匠海、日経トレンディの三谷弘美編集長が登壇した。

ここでは、「2021年ヒット予測30」発表時、田中と北村がエピソードトークを展開したり、実際にヒット予測された商品を手に取り体験したりする様子を、ほぼ全起こしでお届けする。

第29位 NEOカレーパン

北村:僕、知らなかったんです。

田中:なんなんでしょう?

三谷編集長:カレーパン専門店がいろいろできていて、来年は流行ると考えています。その一つに、カレーそのものが入ったカレーパンがあって。片手で食べながら満足感も得られるという。

北村:ついにカレーの時代が。うれしいですね!

第21位 自宅“暗闇”バイク

田中:すごく流行っていて、いろいろな暗闇系のジムがあると思うんですけど、お友達もやっている人が多くて。でも、コロナ禍で行けなくなっていて。だから自宅でできるなら、私もやってみたいなと思ったし、家なら汗をかいてもすぐシャワーを浴びられるし、すぐ寝られるしいいなと思いました(笑)。

第17位 ゆるキャン△第2次ブーム

北村:僕、めちゃくちゃキャンプが好きで。自宅でも、ソファはあるんですが、キャンプイスに座っているくらい(笑)。友達と男2人でよくキャンプに行っているんですが、ソロキャンはちょっと勇気がなくて行けていないんですが。でも、周りに増えています。今、動画とかでもソロキャンを配信するというチャンネルがすごく多くて、確かに来年ブームが来るんじゃないかと思っていました。

第8位 配膳ロボット

(実際に配膳ロボットが2人にお茶を届けに来る)

北村:めっちゃ近未来!映画の世界ですね!

田中:すごい!スーッと来るから、こぼれそうなものも大丈夫そうですね。

北村:SFが大好きで、今リアルに出てきすぎて、ワクワクが止まらないです!

田中:キャンプに連れていきたい?

北村:面白そうですね(笑)。

司会:山道苦手そうですね。

北村:そうですね(笑)。

第7位 EVERING(おさいふ指輪)

(実物が登場し、装着してみる)

田中:え、こんなにちっちゃいんですか!?普通のリングと重ねつけしても、全然違和感ないですね。もっと大きくて変なのかと思ってました(笑)。スタイリッシュですね。男の人がしても違和感ないですね。

北村:ないですね。ただ、ちょっとピッタリすぎて抜けないような…心配に(笑)。

田中:持って帰ろう!

北村:持って帰ります!

司会:男性から指輪をもらったらコレだった…となったらどうでしょう?

田中:プレゼントだったらダイヤがついていてほしいなと思うんですけど、これもうれしいし、キャッシュレス決済を1年前くらいに導入したら便利で驚いたんですね。こんなにちっちゃくなったら、本当に身一つで出かけられるっていう、この手軽さはハマりそうですね。

北村:おしゃれに見えますしね。ファッションの一つとして同化してくれるのは、メンズからしてもうれしいかも。

田中:絶妙な色ですよね。

北村:そうですね。

司会:一旦、そちらは回収させていただきたいのですが…。

北村:(力を込めて指から指輪を引き抜き)抜けました!

第1位 無人駅&辺境グランピング

北村:何もないから逆にロマンを感じるというか。何もないからこそ、自分で何かを開拓できる気持ちもあるし、これはかなり新しい感じがして、興味がありますね。

田中:私はキャンプとかがあまり得意じゃなくて。でも、グランピングとか施設がきちんとあれば行きたいなと思ったし、離島が好きで、そういうところもグランピングで行ったら楽しそうだなと思いました。

イベントの最後に、「今年はどんな年だった?来年の抱負は?」と聞かれ「一時的なトレンドにならないように、今後も細く長く活躍できたらいいなと思います」と、決意を新たにした田中。

一方、この日23歳の誕生日を迎えた北村は「誕生日という年に一度の日に、こういう場に立たせてもらって、幸せに思います。今年は役者としても音楽でもいろんな経験をさせてもらったなという年。これが自分にとって、自分のバンドや環境にとって来年へのバトンになっていたらいいなと。今年の残りを走り抜けたいなと思います」と力強く語った。

<2021年ヒット予測30>

1位:無人駅&辺境グランピング(「何もない」が旅行の最先端に)
2位:多視点スポーツ観戦(スタジアムの好きな場所にワープ)
3位:ビヨンド副業(ダブルワーク・ダブル地方)
4位:Loop(サスティナブルプロジェクト始動)
5位:コオロギフード(あっと驚く次世代たんぱく質)
6位:空間丸ごと紫外線除菌ライト(コロナ対策のニューノーマル)
7位:EVERING(「おさいふ指輪」で新キャッシュレス生活)
8位:配膳ロボット(非接触レストランの担い手)
9位:長野でテレワーク(ワーケーションの“聖地”)
10位:マイクロD2C(誰でもブランド時代)
11位:AIパーソナル教材(生徒1人に1台PC時代の主役)
12位:西武ゆうえんち/ところざわサクラタウン(「クール埼玉」の逆襲)
13位:バーシャル出社(ビジネス用チャットツールが仮想空間化)
14位:次世代EVラッシュ(日本メーカー一斉発進)
15位:ARグラス(“ポストスマホ”の最有力)
16位:超速駅ナカ産直市場(漁港から都心へひとっ飛び)
17位:ゆるキャン△第2次ブーム(ソロキャン文化が本格浸透)
18位:国産クラフトシードル(ジャパニーズサイダリーが急増)
19位:個人ラジオSNS(声のライブ配信でつながる)
20位:PlayStation5(7年ぶりの興奮)
21位:自宅“暗闇”バイク(バイクフィットネスに「没入」)
22位:ヒアレインS(疲れた目の救世主)
23位:ラグジュアリー外外食(進化系テラスで乾杯)
24位:#ワークマン女子(「第3のワークマン」始動)
25位:スーパーアプリ(なんでもスマホで完了)
26位:株式投資型クラウドファンディング(誰でもエンジェル投資家)
27位:透明マスク(笑顔が映える感染対策)
28位:ポッチャ(投げる知能スポーツ)
29位:NEOカレーパン(ネクスト行列グルメ)
30位:ThinkPad X1 Fold(“2つ折り”の大本命)