<わかぎゑふ コメント>
今年の『ワンダー』という作品は(『カンテレアナウンサー朗読会』で)2016年にも上演したアメリカの子ども向けに書かれた有名な小説です。
障がい者の少年とその家族、初めて行くことになる学校での日々を描いた作品です。
今回、これを再び上演しようと思ったのは、その中に出てくる“いじめ”を行った少年のことを書いた『もうひとつのワンダー』という続編が出版されていたからでした。
いじめる側の事情について描かれています。物事を一方からだけ見るのではなく、双方から見る。当たり前のことですが、ちょっと勇気のいる行為でもあります。
今年は、その両方の小説からの抜粋で朗読を行い、人間を深く掘り下げてみたいと思います。