マラソン日本代表・前田穂南選手がパリ五輪欠場を決めるまでの過程に密着したドキュメンタリー『前田穂南が走れなかったオリンピック パリとマラソンと私』(関西ローカル)が、カンテレで放送されます。

今年1月に開催された「第43回 大阪国際女子マラソン」で19年ぶりに日本記録を更新し、パリ五輪代表“最後の1枠”をつかんだ前田選手。

コロナ禍の東京五輪で苦しみ、その後も故障を繰り返した彼女にとって、パリ五輪が初めての“本当のオリンピック”になるはずでした。

しかし、レース2日前に右大腿骨(だいたいこつ)の疲労骨折が判明。“五輪で走ること”を夢見て実業団の門を叩き、さまざまな困難を乗り越えてたどり着いたパリの舞台。

五輪史上最も過酷といわれたコースを、自身が「最後の五輪」と位置づけたレースを、前田選手は走ることができませんでした。

カンテレは、9年間に及ぶ密着映像に加え、パリ到着から欠場の決断に至るまでを独自取材。その過程と真実、その後の前田選手を伝えるとともに、彼女が抱える五輪への思い、走ることへの信念に迫ります。

『前田穂南が走れなかったオリンピック パリとマラソンと私』(関西ローカル)は、9月1日(日)16時より、カンテレで放送されます。