永野芽郁「800人以上の赤血球エキストラに埋もれる」
武内監督は、「芽郁ちゃんの赤血球役は、そこで細胞の役作りをしたのかと思うほど完璧でした!健さんはアクションがすごすぎて、一生懸命やってくださるし、めちゃくちゃかっこよくて感動しました!」と、キャスト陣を大絶賛。
佐藤さんの華麗なアクションシーンも見どころの一つである本作。アクション監督は、大ヒット作『るろうに剣心』シリーズでも知られる大内貴仁が務めていることが発表されると、合わせてそれが佐藤からの提案であったことも語られました。「こういうすっとぼけたところのある作品だからこそ、アクションは本格的なほうが映画としてメリハリがついて面白いと思ったんです。『るろうに剣心』以上のアクションを見せないといけないし、そうでないと自分でやる意味がないので、結構頑張ったんですよ!本当に良いものができました」と、アクションにも定評のある佐藤さんならではの強いこだわりが明かされました。
これには永野さんも、「撮影の時近くでアクションを見ていましたが、すごくかっこよかったです!健さんはキレッキレに動かれていて、白血球として赤血球を守ってくれるシーンもあって。全力で私を守ってくれる姿にキュンとしました!」とうれしそうな表情を見せました。
本作では、全国25都市でエキストラ総勢約7500名を動員。武内監督は、「体内には37兆個もの細胞があるので、エキストラもとにかく数をそろえようと思いました。毎日細胞役の600人ものエキストラが衣装を着替えて、準備して…大変でしたね」と撮影時の苦労を振り返ります。
永野さんも「800人以上のエキストラさんとの撮影の時に、監督から『芽郁ちゃんがいない!』って言われて(笑)。赤血球のビジュアルはみんな赤くて似ているので、探すのが大変だったんですね。今までにない経験でした(笑)」と、本作ならではの大変な撮影エピソードを披露。
また佐藤さんは、「この映画では体内を表現するために、いろんなロケ地で撮影しています。体内の具合が悪くなるとロケ地も荒れ果てて行くんです。今にも崩れそうな洞窟で撮影したり、個人的には特撮以来の爆破もやったり。自分の体内で不調が起こるとこういうことが生じているんだな、と想像しながら演じていました」と、個性的かつ大がかりなロケ地での撮影についても言及しました。
会見の最後には映画を楽しみにしている人たちに向けて、「とんでもなく面白いものができるだろうなと思いますし、純粋に皆さんと同じように完成が楽しみです!ぜひ楽しみに待っていてください!」(永野さん)、
「この映画のジャンルを聞かれたら、“ヒーローもの”だと答えています。体内に侵入してきた悪のウイルスをやっつけて守ってくれる細胞たちは、間違いなく史上最少で最も身近なヒーローだと思うんです。僕はかつてヒーローを演じていた時期もありましたので、こういうジャンルには人一倍うるさい自負もあります。気合を入れて演じさせていただきました。気分が優れない時はそっと胸に手を当てて、自分の体内でたくさんのヒーローが戦ってくれていると想像してみてください」と熱い思いを届けました。
映画『はたらく細胞』は2024年12月に公開予定。
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