<藤井隆 コメント>
最近、出演させていただく演劇作品に関して「スゴいね!」「大丈夫?」など、驚いたり心配されることが多いんです(笑)。それだけ新たな挑戦が続いているわけで、悩みつつも自分が新しくなる手応えが感じられる素晴らしい経験を与えていただきました。
赤堀雅秋さんの新作への参加も、僕にとっては特別なチャレンジ。赤堀作品の常連陣には仲良くしてくださる俳優さんが多く、毎回楽しく拝見していました。そんな作品の一部になれるよう全力で臨み、お客様方にはタイトル通り台風の不穏さ・激しさから通り過ぎた後の爽快感までを味わっていただける舞台にできたらいいな、と考えています。
<伊原六花 コメント>
演劇好きな方々と話していると、「誰の演出を受けたい?」と聞き合うような会話になることがあり、そこで赤堀雅秋さんのお名前が挙がることが多く、今回ご一緒させていただくことができ、とてもうれしいです。
もちろん私自身も赤堀作品の登場人物たちの生々しさや、人間の美しさと汚れた部分の両方を見せる劇中の世界観をぜひ体験したいと思っている俳優の一人。
そんなリアルな劇世界を生み出す赤堀さんが俳優としても参加し、共演の先輩方も森田剛さんをはじめ素晴らしい方ばかり。この恵まれた環境を無駄にしないよう、創作過程の全てを吸収すべくしっかり作品に向き合いたいと思っています。
<駒木根隆介 コメント>
作品を観続けているせいか、赤堀雅秋さんの常に近いところに居る気になっていましたが、実はご一緒させていただくのは5年ぶりです。
一作ごとに自身を更新するように変わっていく赤堀作品の最新形に、森田剛さん、間宮祥太朗さんら演技も存在感もスゴい俳優の皆さんに紛れ込むように参加させていただく今回。赤堀さんが自分にどんな役割をくださるのか、また芝居づくりの過程でどんな景色が見られるか非常に楽しみです。
加えて藤井隆さんなど以前に共演させていただき、赤堀作品が初めての方が何人かいらっしゃるので、赤堀ワールドとの橋渡し役をお手伝いできればとも考えています。
<秋山菜津子 コメント>
赤堀雅秋さんとご一緒させていただくのは『大逆走』、『美しく青く』に続き今回で三度目です。
回を重ねても、どんな役を振られ、何が出て来るかわからないところが赤堀作品の魅力でありコワいところ。飛んでくる球をちゃんと受け止め、いかに投げ返すかということにしっかり向き合わなければ、赤堀さんの描く“市井の人々”として舞台に立つことはできない気がするんです。
でも共演の皆さんが、舞台でご一緒させていただいたことのある森田剛さん、藤井隆さんをはじめ非常に魅力的な方ばかりなので、力を貸していただきつつ楽しく稽古をし、全員と絡みながらお芝居できたらいいですね。
<佐藤B作 コメント>
身近な人に勧められ、THE SHAMPOO HAT時代から赤堀雅秋さんの作品は拝見していました。
常に「今」という時代を映し、声高ではないけれど内側に怒りを抱えた人々を描くうえ、人間社会の滑稽さを巧みに笑いに昇華する。非常に信頼できる作家で、晩年近い自分がその劇世界を生きられることがうれしくてたまりません。
しかも、これだけ豪華で初めましての方が多い現場も最近では珍しく、良い緊張感も味わっています。そう、芝居づくりには緊張感が大事。でも過度の緊張には耐えられない気弱なタイプなので(笑)、赤
堀さんにも共演の方々にも優しくつき合っていただきたいのが本音です。
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