<作・演出 赤堀雅秋 コメント>
まだ具体的な設定を明かせる段階ではないが、圧倒的な自然に直面した時ほど自分を含めた人間のちっぽけさは際立ち、取り繕いようのない凡庸さや弱さが白日の下にさらされるはず。
ここ数年の自分はそんな、何者でもない人の人生を飾り立てることなく描き、そこから俯瞰して世界を臨むような創作を心がけてきました。
特別に意識することなく、誰もが送る可能性のある日常と人生。それをエンタテインメントへと昇華するには、描き方や仕掛けなど何らかの“発明”が必要。今はその“発明”のタネをできるだけ集めようとしている。
森田さんとは以前からぜひご一緒したかった。紛れもないスターながら、血肉の通った人間を泥臭く演じられる稀有な俳優だと思っていました。
間宮さんは底知れない迫力や狂気が感じられる演技巧者ですし、お2人が出会うことで生じるはずの化学反応を上手く作品に反映出来たらいいな、と。
他にも自ら出演を希望してくださった木村さん、誠実なお人柄が演技にもにじむ藤井さん、初めましてながら大きなエネルギーが感じられる伊原さん、近しい芝居仲間の駒木根さん、回を重ねてご一緒しても魅力の底が知れない秋山さん、演劇の大先輩でどんな要求にも応えてくださりそうなB作さん、全員が芝居作りのためなら自分と一緒に泥だらけにもなってくれる人たちだと確信しています。