映画『あんのこと』完成披露イベントが5月8日に行われ、主演の河合優実さん、佐藤二朗さん、稲垣吾郎さん、入江悠監督が登壇しました。
本作は、実話をもとに描いた人間ドラマ。過酷な人生を歩んでいた21歳の杏(河合)は、刑事の多々羅(佐藤)に出会い心を開いていく。週刊誌記者の桐野(稲垣)は、「多々羅が薬物更生者の自助グループの女性に関係を強いている」というリークを得て取材を進めていた。しかし、新型コロナウイルスの出現により、杏が手にしたつながりは失われ…。
河合優実の呼びかけに、稲垣吾郎「僕らが“不適切”だった!」
イベントでは、思い出深いシーンについてトーク。
佐藤さんは、河合さんとのあるシーンを挙げ、撮影前に河合さんから両手を包まれるように握られたと明かしました。大事なシーンの前に、相手役である佐藤さんの体温を感じたかったのが理由だそうで、佐藤さんは「絶対にこのシーンは外せないと思った。彼女に感謝している」と感激。
しかし、当の河合さんは「あまり言うと、皆さんがそれを思って映画を観てしまうから…忘れてください!」と観客に呼びかけました。
佐藤さんは平謝りで、稲垣さんは「ごめんね!僕らが“不適切”だった!」と、河合さんが出演したドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS)にかけて謝罪。「あ、使っちゃった!」と白状して、笑いを誘いました。
また、映画の内容にちなみ「運命を変えた、人生の転機となった出会い」を発表。
河合さんは、俳優業を志した日に偶然DMで誘われた、自身初の自主映画出演を挙げ、佐藤さんは「妻!」と愛妻家の表情を浮かべました。
稲垣さんは「中学2年の頃からこの業界にいるので、これまで一緒にやって来たメンバー。グループは解散しているけれど、草彅剛さんや香取慎吾さんとはやっているのでこれはすごいこと。30年以上やっているわけですから」とコメント。
続けて、「3人で『新しい地図』としてファンミーティングをしているけれど、そこに来てくれるお客さんもデビュー当時から来てくれている方とか、親子3世代の方もいるわけで、それはとてもありがたい」と、メンバーやファンを運命の出会いの相手だと表現しました。
映画『あんのこと』は、6月7日(金)より全国公開。
配給:キノフィルムズ
(c)2023『あんのこと』製作委員会
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