【眼福♡男子】西垣匠 フェンシング日本代表から転身「俳優は正解がないから悩んでいられる」

──完成した作品をご覧になった感想を聞かせてください。

主人公の2人の純愛に、涙が枯れるんじゃないかなっていうぐらい泣きました。みっちー（道枝さん）と（福本）莉子ちゃんとはドラマ『消えた初恋』（テレビ朝日）以来の共演だったのですが、あの2人だからこそキレイな映像になっているんだろうなって。せつないけれど、素敵な作品で感動しました。

──三枝は、下川（前田航基）へのイジメを止める交換条件として、透に嘘の告白をするようにけしかけますが、演じてみてどのようなことを感じましたか？

結果的に三枝は、透と真織をくっつけるキューピッドのような役割になりましたが、きっと真織のことが好きなんだろうなって。だから、好きな子にちょっかいを出すのと同じような感覚で、好きな子にフラれる透が見たかったんだろうけど、真織がOKを出し、まさかの展開になってしまうという。

三枝がいなければ2人の恋は始まってないですから、結果としてよかったんだろうし、三枝にとっても大人になるいい経験になったのではないかなと思います。

──三枝を演じるうえで意識したことはありますか？

透に嘘の告白をさせる行動について、三枝本人はその後のことなど深く考えず、ノリで仕掛けたと思うんです。おそらく、精神年齢は実年齢よりも幼いだろうし、感情がそのまま顔に出てしまうタイプだと思ったので、余計なことは考えず、素直に演じました。

──道枝さんや福本さんとの久しぶりの共演はいかがでしたか？

以前と変わらず、2人とも気さくで楽しかったです。お芝居とはいえ、透をイジメることは心苦しかったですが、カメラの前に立ったら透と三枝なので、与えられた役割をきちんと果たすことしか考えていませんでした。

──現場ではどんなふうに過ごしていたんですか？

みっちーとの共演は2回目ですし、下川役の前田くんは関西出身で道枝くんとも話が合う。さらに、前田くんがフレンドリーな性格ということもあって、合間は男子3人でずっと話していました。劇中ではイジメる側とイジメられる側という間柄でしたが、裏側では楽しい時間を過ごしていました。