【眼福♡男子】花村想太 超難関を突破し、日本で2人目のシンガーに「最高のステージを届けたい」
編集部おすすめの“麗しい男性”を紹介する「眼福♡男子」Vol.99は、花村想太さんが登場。
2011年に5人組男性アーティスト・Da-iCEを結成し、2014年にメジャーデビュー。ドラマ『極主夫道』(2021年/日本テレビ)の主題歌に起用された「CITRUS」がストリーミング累計再生回数3億回を突破し、同年の「日本レコード大賞」を受賞するなど、4オクターブの音域を誇る圧倒的歌唱力を武器にアーティストとして活躍。
2020年からミュージカルでも精力的に活動し、まもなく開幕する「ジャージー・ボーイズ」に、フランキー・ヴァリ役で出演。1960年代のアメリカ音楽界を席巻したザ・フォー・シーズンズ(※)において、“天使の歌声”と称された役柄へ挑む心境や、今後のビジョンを聞きました。
花村想太さんフォトギャラリー(写真18点)
※アメリカ出身で、1960年代中期に世界規模で活躍したロック・ポップスグループ。代表曲「シェリー」や「君の瞳に恋してる」は日本でも大ヒットしました。
中川晃教が構築したフランキー・ヴァリを踏襲しつつ、自分なりの魅力を
――「ジャージー・ボーイズ」のフランキー・ヴァリ役は、2016年の日本初演以降、中川晃教さんが1人で演じてきましたが、“日本人で2人目のフランキー・ヴァリ”となる心境を聞かせてください。
相当なプレッシャーを感じています。歌稽古では頭を抱えてしまうぐらい多くの課題と直面していますが、アッキー(中川)さんが作り上げてきた日本版フランキー・ヴァリを踏襲しつつ、自分なりの魅力をお届けできたらと考えています。
――出演が決まる以前に、観客として「ジャージー・ボーイズ」にふれたことはありましたか?
もちろんあります。ミュージカルを観ること自体、まだ初心者だったころで、物語を彩るポップソングの心地よさに酔い、歌唱シーンではアッキーさんの声に惹かれ、夢中になって聴いていました。そして、コーラスの大切さやメンバーとの絆、ステージではこんなにキラキラしていても、裏ではさまざまな問題を抱えている現実に、「ひとごとじゃない」という印象をうけました。
――ひとごとじゃないというのは、どんなところからですか?
ザ・フォー・シーズンズというグループはメンバーが脱退したり、新メンバーが加入したりと変化がありましたが、僕たちDa-iCEはインディーズ時代、そして、メジャーデビューしてからも同じ5人でやっているので、いつか自分たちにも何らかの変化があるときはこういう気持ちになるのかな、と想像してしまいました。そこにちょっと寂しさを覚えながら、グループの絆はこうやって育まれていくのだとも感じました。
『FNS歌謡祭』では緊張のあまり、固唾をのむ様子が映し出され…
――オーディションを経て出演の切符を手に入れたそうですが、その内容について聞かせてください。
日本のプロダクションスタッフの方と6曲ほど歌稽古をして、その中から3曲を選び、実際のザ・フォー・シーズンズのメンバーであるフランキー・ヴァリさん、ボブ・ゴーディオさんに審査していただくというものでした。レッスンには約半年の期間をかけましたが、納得のいく歌い方ができたと感じることが一度もないぐらい難易度の高い楽曲ばかりで、不安のほうが大きかったので、合格の知らせをいただいたときは本当にうれしかったですね。
――普段、歌っている楽曲とは違いますか?
そもそも発声が違うんです。トワング(口腔共鳴)と呼ばれている、フランキー・ヴァリさん独特の発声方法があって、それを会得しないと劇中の楽曲を毎日歌い続けることは不可能に近いので、もっともっと練習して、自分のものにしなければと感じています。
――その楽曲たちにふれた感想を聞かせてください。
曲自体がとても難しく、ハイトーンをこんなにも連続して発することはないので、まず喉の筋肉を慣れさせる練習から始めました。1960年代のナンバーを普通に歌うと、歌唱スタイルにどうしても現代感が出てしまうので、今どきの節回しにならないよう意識しています。
――フランキー・ヴァリ役の第一人者・中川さんとは以前、別作品で共演していますね。
ミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」で共演しています。今回は同じ役柄を演じるのでステージで並ぶことはありませんが、アッキーさんから「ザ・フォー・シーズンズの生きざまを疑似体験する中で、得るものがいっぱいあると思うよ」というメッセージをいただいたので、どんなものを習得できるかすごく楽しみです。
――中川さんの声の魅力について聞かせてください。
繊細だけど力強い――あの声質は誰にも真似できない、アッキーさんだけのものだと思います。そして、圧倒的なリズム感と、決められた拍数の中で自分をどう表現するかというフレーズ選びに毎回感動します。
――昨年の『FNS歌謡祭』では「君の瞳に恋してる」をデュエットしましたね。Wフランキーの豪華競演でした。
生放送ということもあり、歌う前からめちゃめちゃ緊張していて、久しぶりに手が震えました。序盤は笑顔なのに、「次、歌うぞ」という自分のパートのサビに入る前、リズムをとりながら一度真顔になって、「ゴクン」って固唾をのんでいるところが映っているんです。録画したものを後で見返したら、顔が強張っていて恥ずかしくなりました(苦笑)。
ミュージカル出演後に感じた、ボーカリストとしての変化
――ミュージカルへ出演するようになってから、歌い手としての変化はありましたか?
ハイトーンのナンバーを歌うとき、以前はゴリゴリに力んで高音を出していましたが、オーディション期間を含め、「ジャージー・ボーイズ」の音楽に約1年間ふれてきたので、今では力まず、“抜き”の響きだけで歌えるようになりました。そんな効果がDa-iCEの曲にも表れ、発声の変化は自分でも感じていますし、スタッフさんからも「ピッチのとり方がよくなった」と言われるようになりました。
――Da-iCEのメンバーからは?
「歌詞が以前よりも聴きとりやすい」と言われました。
――フランキー・ヴァリとしてステージに立つ日を目前に控えていますが、どう演じたいですか?
16歳から60代までを演じるので、その過程における声色や表情、仕草などの変化を丁寧に表現したいと考えています。今、僕は32歳で、16歳という年齢はちょうど半分。約3時間の上演時間の中で、少年期からスタートして、自分の年齢を通過し、老年期へ入っていく。そのタイムトラベルのような時間を楽しみたいです。
――ちなみに、花村さんは16歳をどんなふうに過ごしましたか?
高校には進学せず、アルバイトをしながら独学で歌の勉強をしていました。当時、歌っていたのは主に洋楽です。「ホイッスルボイス」という超高音発声を手に入れるため、映画「天使にラブソングを2」に登場する少年の歌を真似しながら、繰り返し歌っていました。
レコ大賞受賞、有観客ライブの再開…31歳は感謝の年だった
――8月15日に32歳の誕生日を迎えましたね。
20代前半のころ、30歳を過ぎても若々しい先輩たちを見ては、とても羨ましく感じていました。そして、自分が30代を迎えた今、後輩たちから「30代になっても見た目が20代だからプラスですよ」と言われますが、改めて感じるのは、やっぱり年はとりたくないなってこと。とはいっても、1分1秒刻々と時は過ぎていきますし、時間は有限なので、自分のために時間を有意義に使える大人になりたい。32歳の花村想太はそう考えています。
――昨年末には日本レコード大賞を受賞するなど大きな出来事もありましたが、31歳はどんな年でしたか?
30代のスタートはちょうどコロナとぶつかってしまったので、謳歌できたかと聞かれたら、首を縦には振れませんが、そんな中でも感謝することの多い1年でした。
ゼロに等しかったライブを再開することができ、音楽を聴いていただける環境がどんなにありがたいことなのかと実感できました。これは、応援してくださる方たちの前で歌うことすらできない時期があったからこそ得られた、貴重なものだったと思います。
いまだにお客さんは声を出すことができませんが、それでも有観客で時間を共有できるのは幸せなこと。ミュージカル「RENT」を最後まで完走できなかった悔いは残りましたが、その思いを引っ提げて、今後の活動に取り組んでいきたいです。
――30代の理想の過ごし方について聞かせてください。
グループとしても個人としても知名度をもっと上げて、音楽への思いを伝えながら成長できる期間にしたいと考えています。音楽ってただ歌って踊るのではなく、誰に何を伝えるかが重要なので、この曲ではどんなものが表現できるかということを追求していきたい。
ミュージカルはどんどん挑戦していきたいですね。歌だけではなくお芝居も大切な要素なので、勉強に使う時間が十分にとれないぶん、作品に入っているときはスタッフさんや共演の皆さんとの時間を濃密に過ごし、多くのものを学びとっていきたいです。
――出演してみたい作品や、演じてみたい役柄はありますか?
「ジャージー・ボーイズ」もそうですが、歌唱法を制限される作品も少なくないので、現代劇のミュージカルに参加してみたいです。興味があるのは、ミュージカルを元に映画化もされた「ディア・エヴァン・ハンセン」です。
家でも学校でも居場所のない高校生が主人公で、同級生が亡くなったことによって人生が大きく変わっていく様子を描いた物語ですが、僕自身も“陽”より“陰”のほうが多い少年時代を過ごしてきたので、とても共感できるんです。主人公が感じていた疎外感は僕のパーソナルな部分でも持ち合わせていると思うので、いつか演じられたらいいですね。
――花村さんはボーカルという立場上、言葉を発するタイミングも多いので、勝手に“陽”の人だと思っていました。
よく言われますが、友だちから「遊ぼう」と声をかけられたことがあまりなく、実は自分から誘わないと一生誘われないのではないかというタイプです(笑)。
大好きなMARVEL作品で、主人公が乗っている憧れのバイクを購入
――コーナー名にちなんで、眼福な存在について聞かせてください。
MARVEL作品が大好きで、キャプテン・アメリカが乗っているバイクを購入したのですが、それじゃ飽き足らず、キャプテン・アメリカになる前のスティーブ・ロジャースがプライベートで乗っているバイクも購入してしまいました。しかも、劇中に登場するタンクと同じ柄にしたくて、バイク屋さんにお願いしてカスタムで作ってもらったんです。できることなら家の中に置いてずっと眺めていたいぐらい、大切なものです。
――そして、お気に入りの1枚として公開していただいた写真が…。
バイクと言いたいところですが、そのバイクが日本へ移送されるときに入っていた段ボールの写真が今のお気に入りです。段ボールを開封する作業を“箱出し”というのですが、オレンジ色の箱から愛車が出てくる瞬間を業者の方に撮影して送っていただきました。これを見るたびにワクワクします。
――バイク以外で現在、ハマっていることはありますか?
自宅で友だちとゲームをすることがマイブームです。これまでは曲をつくったり、歌詞を書いたりなど仕事ばかりしていて、人を招き入れることがほとんどなかったのですが、仲のいい人たちとワイワイする人生があってもいいかなと考えるようになって。ゲームをしながらちょっと抜け出して曲をつくっているのですが、ボイスメモを聞くとみんなの楽しそうな声が入っていて、そんなふうに過ごす時間がとても有意義。10代、20代に青春と呼べる時間があまりなかったので、今はその空間がとても好きです。
――近い将来、その曲を披露していただけることを楽しみにしています。最後に、「ジャージー・ボーイズ」を楽しみにしている皆さんへメッセージを!
このようなご時世に劇場へ足を運ぶ決断をしてくださった方には感謝しかありません。僕たち表現者の存在意義というのは、作品を受け取ってくださるお客様があって完成するものなので、皆さんに満足していただけるものを作らなければいけない。稽古期間にたくさん恥をかき、たくさん失敗し、たくさん挫折して、本番では最高のものをお届けしたいです。楽しみに待っていてください。
公式サイト:https://www.tohostage.com/jersey/
撮影:河井彩美
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