ラッキーがなければ、自分も同じだったかもしれない
――まず、“気づき”が大事だということでしょうか?
本当に人から大切にされるとはどういうことなのか、その喜びを知れば、きっと、ホストの方の言葉も違って聞こえると思いますし、私はおそらく、アヤさんは、心の底ではわかっているんじゃないかと思うんです。
ちゃんとわかっているけど、見ないふりをしているというか、それを「生きがい」と言い切ることで、自分を納得させようとしているんじゃないのかなって。
ちょうど今、私は俳優業と並行して、小さいころからの夢だった、貧しい国の人たちを支援する活動をしたいと考えていたところなんです。ようやく余裕ができてきたのと、少しだけ幸せが感じられるような自分になれたことで、ここからはほかの人…特に、困っている人を助けたいと思って。
海外の貧困国支援を考えていましたが、今日、このVTRを見て、物質的には恵まれている日本で、自分ひとりでは生きていけない、精神的に幸福を感じていない人たちがこれほどいるのか、と驚かされました。
しかも、先ほども言ったように、私自身も含めて、誰にでも起こりうる話で。
私はたまたま芸能界というところにいて、本当に下っ端で全然上には行けなかったけれど、そのときから、尊敬できる先輩がいて、目標にできる人たちが見えたから、時間はかかってもそこに行きたいと思って頑張れた。
本当にラッキーが重なって、今こうしてやっていられるけど、そういう人たちに出会うことがなく、そういう世界があることを知らなければ、私も同じだったかもしれないとすごく思うんです。
薬物に手を出してしまった彼も、やってしまったことは許されないことだったとしても、なぜ手を出してしまったのか、その事情を聞いたら「それはそういうこともあるかもしれない」と思ってしまう自分もいました。
人は周りに自分を引き上げてくれる人がいなければ、間違いを犯してしまうこともある。でも、現代は、そういう(自分を引き上げてくれる)人と出会うこと自体が難しいんですよね。みんな自分のことに精一杯で、余裕がないですから。
そういう意味で、彼を雇った会社の社長さんは、あきらめることなく彼に向き合っていて素晴らしいと思いました。
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