サプライズのために、みんなでウソをついてる“だけ”なのに、こんなにも泣けてしまう

で、で、で、で、で(何回言うねん!)ウソはウソでも、誰かを傷つけるウソではなく、“やさしいウソ”のエピソードってのは、これまでも、丁寧に何度かにわたって挿入されてきたわけだけど、その、“やさしいウソ”の集大成ともいえるエピソードが、今回の、クリスマスパーティの“サプライズ”によって紡がれるなんて。

だって、ドラマで描かれるサプライズってさ、そのサプライズの過程を“見せる”わけだから、若干のしらけがあるじゃないですか?だけど、こと『噓解きレトリック』においては、そのサプライズの過程を“見せる”=ウソをつくことで、鹿乃子くんにとってはちょっとしたサスペンスにもなるんだけど、それより、見ている側にとっては、とてつもない壮大なハートウォーミングにもなる…っていうね!

ただただ、サプライズのために、みんなでウソをついてる“だけ”なのに、こんなにも泣けてしまう…その“やさしいウソ”が“見える”からこそ、泣けてしまう…という、この、今までどんなドラマにもなかった構図!!!

もうだって、ミステリー作品の、最終回前って、不穏が相場じゃないですか?なのになのに、こんなにも、こんなにも、えぇ話で着地するなんてさ…(涙)。

え!?え?!最終回予告の、左右馬(鈴鹿央士)の“不穏”は?って(左右馬の“奥さん”問題)!?うん、あれはね、聞かなかったことにしてる。俺は、俺は、信じてない!!(?)