合唱曲の定番である「手紙~拝啓 十五の君へ~」などを生み出したアンジェラ・アキさんが、10年ぶりに活動を再開。
家族ぐるみで食事に行くなど、かねてより交流がある軽部真一アナウンサーが独占インタビューを行いました。
2014年に活動休止直前のアンジェラ・アキさんが「10年後の自分に宛てた手紙」の全文も公開します。

活動休止の10年 アメリカで音大に入学しブロードウェイ目指す

2014年の活動休止から10年。アメリカの音楽大学に入学し、ミュージカル作家として音楽の幅を広げてきました。

軽部真一:アメリカでの生活はどうでしたか?

アンジェラ・アキ:本当に普通の生活ですよ。朝は子どもの面倒をみて学校に連れて行って、その間に音楽制作をする日々でしたね。最初は私も大学に行っていましたが、ちょうど4年の勉強が終わった直後に「ブロードウェイにもしかしたらいけるかも?」という作品に加わらせてもらって、プロジェクトがスタートしました。でもコロナ禍でストップがかかってしまって…。本当は「2024年にブロードウェイ!」っていう目標だったんです。

そんなアンジェラさんは、5月から上演されるミュージカル、『この世界の片隅に』の音楽を担当。
さらに、4月には公演用に書き下ろした楽曲を自身が歌唱したアルバムをリリースします。

軽部真一:
シンガーソングライターとして制作する音楽と、ミュージカルとして制作する音楽の違いは何ですか?

アンジェラ・アキ:
1番の違いは“視点”なのかなと思います。シンガーソングライターは悶々と自分の視点からの感情を吐き出す感じ。ミュージカルは、主人公の感情の流れを物語として伝えるので、演出家や脚本家と意見を出し合いながらパズルのピースをはめていくような感覚ですね。

2014年 活動休止直前に書いてもらった「10年後の自分への手紙」

『めざましテレビ』では、アンジェラ・アキさんが活動を休止する前の2014年3月にもインタビューを実施。

その際に、「10年後の自分に宛てた手紙」を書いてもらっていました。

軽部アナが懐からその手紙の現物を差し出すと、アンジェラさんはあまりの驚きに「私の字じゃ」と、地元の阿波弁が出てしまう場面も。