感動作がミュージカルとして上演されます。
ミュージカル「この世界の片隅に」の製作発表記者会見が2月20日に都内で行われ、昆夏美さん、大原櫻子さん、海宝直人さん、村井良大さんらが出席しました。
本作は、こうの史代さんによる漫画が原作で、太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々のストーリーでありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々の姿が淡々と丁寧に描かれる物語。
これまで2度にわたる映画化、実写ドラマ化もされ、その静かな感動が話題となりました。
このたび、5月に日生劇場でミュージカルとして上演されることが決定。絵を描くことが大好きな主人公・浦野すずを昆さんと大原さんが、すずが嫁ぐ相手となる北条周作を海宝さんと村井さんが演じます。
すず、周作と三角関係になる白木リンを平野綾さんと桜井玲香さん、すずの幼なじみで、彼女に淡い恋心を抱く水原哲を小野塚勇人さんと小林唯さんがそれぞれWキャストで演じることに。
さらに、周作の姉ですずの義姉となる黒村径子には音月桂さんが扮し、演出は多くの話題作を手がける上田一豪さんが担当するほか、作品全体を彩る音楽を、2014年の渡米から、ミュージカル音楽作家として10年ぶりに始動するアンジェラ・アキさんが担当することも話題です。