<松田凌 インタビュー>

――シリーズ初参加となりますが、出演の決め手になったものについて聞かせてください。

二つありまして、まずは今作に出演するだけでなく、振付やアクション監督としても参加している平山佳延さんと中村誠治郎さんが僕の名前を挙げてくださったそうで、尊敬しているお二人にそんなふうに言っていただけるのは誉(ほまれ)だなと。

もう一つは、僕は新しい場所や世界に飛び込み、新たな人と出会うことがとても好きで、だから、俳優という道を歩んでいるといっても過言ではないぐらい、大事にしていることなのですが、これまで触れたことのない世界に身も心も投じられるのはすごく魅力的だと感じ、出演を決めました。

――共演陣は、とても個性的なキャストが集まりましたね。

異種格闘技ではないけれど、持ち味をより魅力的に体現できる方たちが多いなという印象です。アクロバティックなダンスができる人がいたり、元スーツアクターがいたり、ヨーヨー世界一やマジックが得意な人、歌が上手な人。個々がしっかりと武器をもっている。

そんな人たちが集結している作品で、一番感謝するべき存在は先ほどもお名前を挙げた平山さんと誠治郎さん、そして、誠治郎さんと一緒に殺陣指導を務める新田健太さん。

お三方がいなかったらできない表現もありますし、稽古の進行具合もまったく違うものになっていたと思います。

――ある意味、シリーズの顔ともいえる存在の佐藤アツヒロさんや、新キャストの土屋アンナさん、三浦涼介さんとの共演はいかがでしょう?

端的な表現で申し訳ないのですが、やはりスターです。出てきただけで華があって、お芝居にも説得力がある。アンナさんは太陽のような方で、だけど、ロックなんですよね。

りょん(三浦さん)さんは僕の人生において、こんなにきれいな男性には出会ったことがないっていうぐらい美しい。お芝居も、りょんさんにしか出せない空気があって、そんなりょんさんに刺激をうけ、自分のお芝居にも活かしたい、もっと魅力的に表現できるようになりたいという意欲をわかせてくださった方。

そして、アツヒロさんはこの作品の“要”です。先日、アツヒロさんの光GENJI時代から、舞台人としての歴史をお聞きする機会があったのですが、アツヒロさんのキャリアをひも解くと演劇の歴史につながるのではないかというぐらい、錚々たる演出家さんとお仕事をされている。ともに作品づくりをさせていただけて、光栄だなと感じています。