家族の存在がモチベーション「松田家は強い人たちの集まり」

――休日の過ごし方を教えてください。

かなりキザなやつに感じてしまうかもしれませんが(笑)、最近、花が好きで、花屋さんで買っては自宅に飾り、花瓶の水を替えたり、植物に水をあげたりしています。

あとは、去年、カナダで買ってきたジンやウィスキーを飲みながら見たかった映画を観たり、マンガを読んだり。オンとオフの切り替えはきっちりしています。

――特に好きな花や、花にまつわるエピソードがあれば聞かせてください。

僕は関西出身なのですが、「母の日」に母と叔母にエルメスという植物の画像を添えて「いつか本物を贈れるように頑張ります」とメッセージを送りました。本物というのはハイブランドのHermèsのことで、バッグになるのかアクセサリーになるのかわかりませんが、二人にプレゼントしたいという願望が仕事のモチベーションになっています。

――マイブームはありますか? 

最近のブームというより、ずっとハマっていることですが、僕は革などの経年変化するものが大好きで。 

だから、スニーカーよりもブーツ派。ライダースジャケットも6着は持っているかな。尊敬している方からいただいたものもありますし、自分の味が足されていったり、革が柔らかくなっていったり、変化していく過程が面白い。

身につけているAir Podsのケースは知人で作っていただいたリザードの革製で、もとは濃紺に近い青だったのに、どんどん黄色に近い色に変化してきて、とても気に入っています。

――“好き”という言葉で、真っ先にどんなものを思いつきますか?

僕にとっての“偏愛”は二つしかありません。仕事と家族です。今後の人生、何があるかわからないので、別の仕事に就く可能性もあるかもしれませんが、家族は一生変わらない存在。家族失くして生きられないっていうぐらい、僕は家族を愛しています。

これは僕を育んでくれた家族もそうだし、将来、自分に愛する人ができて、家庭を築くことがあれば、そんなふうに家族を愛したいと思っていて。「今、愛情を注いでいる場所は?」と聞かれたら、断然家族です。

――松田家の皆さんはどんな方たちですか?

人間として強い人しかいません。僕は母子家庭に育ち、母や叔母、祖父母と暮らしていたのですが、大人になってから再会した父も含めて、本当に強い人しかいないんです。

シェークスピアの「マクベス」には「きれいは汚い、汚いはきれい」というセリフが登場しますが、うちの家族の場合「強いは弱い、弱いは強い」といった感じ。

弱い部分があるからこそ優しい気持ちをもつことができて、愛する人たちを守りたいがために、ものすごく強くなった人たちの集まり。僕もそんなふうになりたいし、家族にとってそういう存在でいたいです。